誕生日が同じなのに運命が違う五木寛之・石原慎太郎【天秤宮】


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占星術や四柱推命等誕生日占いをディスる人、ちょっと疑問に思う人が誰しも感じていることです。

たとえば有名人と誕生日が同じなのに、私とあの人では全然運命が違うじゃないか。

学年に100人以上いると、そこそこの確率で生年月日や出生都道府県まで一緒というケースがあります。私の中学の友達にもT君がいて、明らかに全然私より出世してるし違う運命のようです。

もちろん占星術だと時間、場所などで細かく違うという反論は可能です。

じゃあ双生児はともなりますね。親やDNA、環境まで似てきても違う運命の場合はあります。

双生児は若干の時間のずれです。

誕生日、誕生した場所、両親は絶対に受け入れざるを得ない運命です。そしてそこからの受動的環境と、その後の本人によって運命は変わっていきます。昭和7年9月30日に生まれた著名な2人の作家。太陽、月、水星が見事にコンジャンクションに揃い、才能に恵まれていたのは読めます。けれど若くして世にでた石原に比べ、五木は朝鮮で子供時代に終戦を迎え帰国、若い頃は大変苦労しました。政治家に転身した石原に対し、徐々に作家として名声を高めた五木は大器晩成とももいえます。2人とも才能は十分だが、自分の運命を受け入れ努力した結果なのでしょう。同じ日の生誕で、不運だったり、努力がたりなかったりで、恵まれた人生ではなかった人もいたことでしょう。

自分の生誕の運命を受け入れ、そこから自分の天命をせいいっぱい生きる。成功者から学べることはそこです。

無名に終わっても、決してその人生が無駄ではないはずです。環境、たとえば両親、兄弟にも当然人生の大きな意味があります。生誕の日とともに環境が重要なのはそこです。ただ環境が多少違っても、この2人のように最終的には大変な偉業を遂げるというのが、誕生日占いの面白いところですね。

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