昭和-平成-令和と続く創作 美内すずえ ゆでたまご

昭和の落語

令和の時代となりました。昨日も還暦を迎えた同級生の素人落語の会で、公共のホールで落語を聞くなどという200人くらいの聴衆はほぼ昭和生まれでした。
下手をすれば江戸、明治の時代から脈々と伝わる噺をいまどき稽古重ねて、やること自体素晴らしいです。
なかなか、サゲとういかオチを知ってるはずが、直前まで思い出せず。聞くとああ、やられた感でまあ爽やかに笑えます。元号、時代の変わりは全員がマクラなどに入れていました。
だんだんと昔の落語に出てくる風習、身分、言葉もわからない世代がどんどん増えるでしょう。私らでも実際に丁稚などを知らず、そういうものとして認識して楽しんでいます。それが落語や少し前のテレビ等で何も見聞きしていないと、もう漢字からイメージから何一つ分からず楽しめなくなりますね。

令和へ続くマンガ

戦後と言われた昭和後半から平成、令和の時代は、戦争がなく日本の文化・芸術が多いに大衆にうけて発展しました。
この60年~70年の間ずっと第一線で活躍した文化人、創作者、アーティストもかなりいます。長く続く創作、とくに人気のあるマンガ作品は作者が生きている限り続くものもあります。
サザエさんはマンガとしては作者死去で終わりましたがアニメで継続中、作者が生き続けて長期で続いているのは、さいとうたかお「ゴルゴ13」と美内すずえ「ガラスの仮面」などが浮かびます。「ドラえもん」はアニメだけか、鳥山明「ドラゴンボール」もやってますか、水島新司「ドカベン」は完結しました。(「あぶさん」もその前に完結、ある意味えらい)
あと、同世代ではかなりの中断を経てゆでたまご「キン肉マン」は40年継続中です。
私は本は読みますが、マンガは今はあまり読みませんが、学生時代に少年ジャンプ黄金期を迎えこの辺の作品はよく読みましたし、今も懐かしく楽しめます。

継続される作品、偉業の特徴


人気が続くのも最低必須条件ですが、時代を超えて愛され続けるパワーは何なんでしょう。あくまでマンガですから、読んでいて楽しい面白い、元気が出る、パワーがもらえるもの、作者の想いが、その時代の読者の人生のある部分に強く働きかける。
だからこそ、打ち切りされない、一定の時間をおいても再開や続編を望む声が強くなる。
とくに最初は一人もしくは二人で創作していましたから、やはりどこかで体調やメンタルでスランプにもなったでしょう。
普通の人が、スランプになると、仕事をやめてしまったり、別のことを始めたりします。
偉大な人は、そこで情熱を持ち、悪い状況を雌伏しガマンして、復活し継続します。回りの人の助けがある性格、星の元にも恵まれています。昭和の中期の日本や、今も戦争や内乱、圧政や飢餓のある地域でないことにも要因はあります。
それでも長く続けられたということは、人気ももちろんだが、その沸き続ける創作意欲、読者に与えたいメッセージの熱さが非凡であるためでしょう。
長く続けることは、日常生活や我々一般の人間にも大事なことです。天才的な才能はなくとも、少しずつ継続して非凡になれるようにありたいと思いました。
市民の落語会といえど、あれだけ覚え、人を集め、長く継続してメッセージを出し続けている。人間はみんな素晴らしい。

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