現在の収入に見合うお金の使い方【ファイナンス】

どのくらい、お金は使えるのかという命題

いったい自分の可処分所得はどれくらいで、いくらまでお金を使えるのか。大きな命題です。
ファインシャルプランを考える場合、現在の収入(家族、資産状況、未来の収入を鑑み)と、支出は大きなファクターです。
そしてどちらかというと、最も調整が計れるのが支出です。
支出を抑え計画に収める。それはまた金額でもありますし、比率であったりします。
ファイナンシャルプランでとくに抑えなければいけないのは、比率です。
可処分所得全体の比率であったり、光熱費、住居費や食費など各項目を収入に合わせて比率まで上げると、絶対にマネーは貯まりません。

必要なもの、生きる柱の部分は金額で抑える

多くの税や社会保障費はじめ、やむを得ぬ交際費などが年収が上れば増えてきます。見かけよりは、実際の手取りは減ります。ステータスとして住居やクルマ、子供の学歴等がグレードアップすればするほど関連したお金は固定した割合で消えます。
下流の方から見れば 年収1000万超えのサラリーマン、自営業の方も、実感としては結構お金が潤っているケースは少ないですし、贅沢をしていて見かけはよくとも老後などの備えの蓄えは恐ろしいほど脆弱だったりします。
富裕層向けの消費を促すマーケティングも進んでいます。大企業の部長クラスや個人経営の医院が、軽自動車に乗ってボロアパートに住んでいるということは見栄だけ考えても無理です。
年収400万以下だったら、ありえない支出を端から比率的に出ていきます。
できるだけ、見えない部分でも節約しないと、実質税抜可処分所得はそんなにこのランクでは変わりません。
これだけは、自分の生活の中で抑えたいというもの。これをとったら頑張って働く意欲さえなくなる。そういったものは収入に関わらず、金額で抑える。子供の教育や自分への投資でもそうです。
逆にそれ以外はすべて節約や見直しの対象です。

収入の激減や支出の激増はやってくる

名門と言われた大企業もそのほとんどが、業績不振や不祥事、M&Aなどで大きな構造改革や企業内の改革が進み、サラリーマンは決して安泰な職業ではなくなりました。
ましてや個人事業主は、たとえ今が高収入でも、ほんの例外を除いて長期的安定はのぞめません。
本人の病気や事故はもちろん扶養家族も含め、収入が減るリスクと支出が増えるリスクはケースとして大いに考えられます。保険でまかないきれない部分。保険でカバーできない見えにくい部分もあります。
今が花と、お金を使うのは、リスキーです。また生活を充実させ、どこまで貯蓄していればと相談したくなる気持ちは分かります。

自分への投資(カラダ、ココロ、未来)なら良い

細かい面では、収入財産家族等すべて個人的に状況が違います。個々のご相談になってしましますのでここでは総論として語りやすいことに限ります。
まず自分の収支は知り、ファイナンシャルプランは立てましょう
ご相談は受けます。
将来の不安があったら支出から見直しましょう。
自分の精神、身体、健康に関する投資は相対的に悪くないと思います。たとえば高価なダイエットメニューやジムにいけないなら、身近でウォーキングや室内で負荷をかけた体操をするとか。
未来に可能性を秘めたものにお金を使うのもいいでしょう。お子さんであったり、自分の周りの誰かに対してでも結構です。その支出は完全なマイナスではなく。やがてなんらかのプラスをもたらします。


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