障害者に生まれるという運命【占星術】

現代日本は戦前戦中に比べ豊かな時代になった

日本は少子高齢の時代を迎え、財政の厳しさは伝わるものの、戦後昭和の高度成長、平成のふんばりを経て豊かな時代といえる。
格差があり、非正規やフリーターがと言われるが、そこそこ働けば時給1000円近くとうのは、人口の多いインドや中国の労働者と比べて遥かに多い。
2020年オリンピック、パラリンピックを迎え、戦前戦中、戦後すぐは女子のスポーツでさえ考えらることすらなかったことを思うと、性の平等、障害者への理解進み、社会進出も定着している。
障害の度合いにもよるだろうが、こんな機会の多い恵まれた時代。
時代と国家という点では、太陽系でも外側の土星や天王星以遠の長いスパンでの影響と考えます。
たとえば昔の日本でもそうですが、今でも戦時下のシリアだとか飢餓状態の国家では、男性も兵役や労働に追われますし、女性や障害者がスポーツできる情勢ではない国家も多いです。

乙武洋匡【おうし座】辻井伸行【おとめ座】という運命

いまさらという感じですが、乙武さんは先天的に手足がなく生まれた「五体不満足」の著者で、会社経営で知られています。辻井さんは全盲のピアニストで、国際ピアノコンクールでも優勝。「神様のカルテ」など作曲家としても活動されています。
たしかに、この時代のこの日本に生まれたからこそ、彼らの才能は、輝きました。
そして、彼らを立派に育てたご両親や家族も、本当にスゴイと思います。障害を持って生まれたことを知った時の驚きと悲しみが無かったはずはないでしょう。
たしかに大学までやれる経済環境、とくに辻井さんの場合、音楽大学なので、恵まれた家庭なのかもしれません。それでも、育てていくのに決して楽な環境と心理ではなかったことは十分想像できます。
そして、何より本人の才能と努力です。決して才能だけでは、上り詰めることは簡単ではありません。
回りの理解、協力、支援があってこそ、稀有な才能の開花、天使が舞い降りるかどうか。やはり本人の非凡な頑張りがあったのです。

絶望することは何もない

最近の乙武さんは評判悪い部分もあります。しかし、彼の著書などからもそのあっけらかんと、やっかまれるぐらいの明るい前向きさは、多くの障害者に街へ出る勇気を与えました。
それまで、障害者は最低限の必要がなけらば外出をためらうものだったのです。
手足がなくとも、眼が見えなくとも、健常者以上の輝く人生が歩める。
それは、誰しも、今の状態に絶望する理由などないことを示してくれます。
戦時下の危険や貧困の時代や、今も絶望しかないような国と比べ、今の日本はどれだけ恵まれチャンスがあるか。
今の世代は、誰もが恵まれた星に生まれています。自分を磨き、自分のこれからの運命を変えていくことで、日本全体の運命もさらに良くなっていくのです。
日本は決して絶望の国ではありません。バブル時代を含めても今ほどチャンスの多い希望の時代はありません。
甘えず、ひた向きに、ある意味高度成長期よりガムシャラにアイデアを駆使して、絶望だとかいう人に希望を与えていきましょう。


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