景気の予測!【占星術:FP】

経済学では景気循環の波があった

景気循環の4つの波

ファイナンシャルプランナーや占いでも、これからの景気を聞かれたり予測を求められたりします。
かつて経済学の講義では、景気循環の波というのを学びました。現在というか、今の産業の構造にはあてはまらないため、在庫投資の4年程度の循環(キッチンの波)を除き、あまり信憑性はないようです。
産業革命や近代まではあてはまったことが、最近の技術革新の速さ、経済のグローバル化等で予測がつきにくくなっています。
日銀の景気の判断も、政治的な思惑も入るのか、どうとでもとれる印象のような感じです。その中で業績を上げる企業、倒産する会社、業種業界企業間にも差が出ます。
現在の景気予測は本当に当たるでしょうか。

惑星の周期にも関係

火星の周期や接近のタイミングがキッチンの波、木星の12年周期がジュグラーの波、土星の30年近い周期をクズネッツに見立てることは可能です。
コンドラチェフの周期は天王星や海王星です。
会社なら設立日や経営者の誕生日で、ホロスコープを見ます。
在庫投資、設備投資のタイミングはまさにファイナンスと似てきます。
工場増設などの大規模投資はまさに資金回収までの長い景気の周期を見ないといけません。
地デジ化の時、大型液晶テレビの大工場を作り、会社が傾いて外資に経営を奪われた大手家電がありました。大規模投資にあたって、景気を見誤っていた結果です。新興国の業界内での追い上げも予測できていませんでした。地デジ化にあたり国策的エコポイント等のバブルもありましたが、こういう恣意的というのか見誤りやすいファクターが入ると、予想が楽観的にぶれる時があります。

クールヘッド&ウォームハート

アルフレッド・マーシャルというイギリスの経済学者の言葉です。
需要供給予測や弾力性、消費者余剰、外部性など今の経済学の発展の基礎を築いた学者であるとともに、この言葉は経済学者、投資家、財政関係者のみならず、すべての経営者、個人資産家にも通ずる名言です。
厚生労働省の勤労者統計の不正が話題になりました。統計の数値が政治的に歪められたとしたら論外です。
予測するものは全てを客観に見て、あらゆる懸念を考慮して冷静に判断すべきです。集計をする人、統計を出す人も間違えたり別の数字を出しては意味がありません。
冷静な分析の上で、熱い考察を重ねる。そうやって、予測が立った上で、投資や購買、政策決定などを行う。この段階に来て、熱い情熱を抱き、周りを巻き込みながら推進していくのです。
「今はこの現状だけど、こうなるよと」いう勢いのあるプレゼン。そこにはスキル的な熱さや見栄えの良さまでは許されてもゴマカシな許されません。
冷静なアタマとアツい心。誰もこうありたいです。

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