冥王星 【西洋占星術】

近代以降発見された外惑星

『水金地火木土天海冥』と太陽系の惑星を、私などは学びました。それが一時、冥海と順が替わり(楕円軌道のため)、やがて冥王星は2006年に準惑星に格下げされます。
もともと天体望遠鏡の発達していなかった19世紀までは土星が一番外で、天王星以遠は発見されていません。
西洋占星術は古代から伝わっており、最初は太陽、月と土星までの7惑星でした。
太陽から火星は内面世界を意味したり、地球に近い星はそれぞれ人生における能力や才気などを司ります。
土星より外の外惑星と言われる天王星、海王星、冥王星は霊感、スピリチュアルなものを意味します。
冥王星が準惑星になったことは西洋占星術としては、意味はありません。
10の惑星の概念が確立し、その意味は重いですが、太陽は元々惑星の中心の恒星ですし、月は地球の衛星です。
その他の、小惑星キロン、パラス、ジュノー、ベスタ、準惑星セレスを加え15の天体で計算する場合もあります。
西洋占星術で、惑星の意味あいは星座よりも重要と言われます。太陽や月は物理的にも大きいですし、引力でいうと冥王星といえど、その他の星座の星よりは影響力があります。星座は空のゾーンを示すのですが、惑星はまさに人を司ります。

再生と消滅 破壊と再建 冥界、死後をも司る

占星術で外惑星の影響をあまり考えない人もいます。
遠くにあるのと、公転周期も248年と長くゆっくりのためです。
多くの人に時代としては共通にもなります。
ただ無視できない、さまざまな願いや思いが込められてもいます。
「冥」という名前もまさに死を司る星として、恐ろしい響きです。
そして再生という意味あいもある。
ある程度年代を重ねて、現れるそのパワーは絶大であり、何もかもを破壊し、作り直すほどのものなのです。
ホロスコープのどのハウスに冥王星が入っているか、結構興味が湧く部分です。
占星術で本来はタブーとされる生死、それを司る天体が歴然と入っていることはまた、何とも不気味です。
ごく初期のSFは宇宙人は火星人でしたが、太陽系の惑星に知的生物がいないことがわかると、冥王星は外宇宙への前線基地などの設定になりました。昔の人がジェット機で海外に行くなど考えられない夢だったのが、やがて冥王星を超え人類が外宇宙に旅立てる日って来るのでしょうか。
この存在を見切ればとてつもない運命を握れるのかもしれません。

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