東京五輪で加速する働き方

1964年東京五輪を知る世代も減る

 先日83歳の義父と、年金やら昔の働き方等の話をした。銀行勤めだった義父は昭和30年頃から勤めだした計算で、平成に入った当時は定年55歳だったそうだ。
昭和40年代の猛烈な働き、東京オリンピック。戦後の焼け跡から世界有数の経済大国への成長を知る世代です。
 選択で関連子会社に再雇用の道を選び、60歳まで働き、そこで延長を断ったそうだ。失業手当、年金や基金も入り現役より手取りがあるのに、若い者の下であくせく働きたくなくなったそうである。
 今も高齢者は、経営層や特殊な技術や資格のないものは、ある年齢を超えると条件を悪くして若返りをはかる仕組みは健在だ。
 困るのは義父の時代に比べ、失業給付と年金の二重取りなどできず、老齢年金と賃金の両方の受取も厳しく制限がかかる。年金、失業給付自体実質減額の時代である。
 ただ労働時間、働き方は週休1日、隔週週休2日、有給消化ほぼゼロ。夜間までのサービス残業当たり前の時代に比べると、今は実質半分くらいの時間しか働いていないのではと思えます。

変わりゆく働き方

拘束時間も12時間以上の2交代のような工場があったのを思うと、今のブラック企業も顔負けです。
少し前の電通の女性の自殺、あれは単に労働時間ではなく、セクハラとかプライドとか何らかの人格否定や阻害などの要因が大きいのでしょう。
次の東京オリンピック2020向けてますます働き方は変わります。
政府はこの時期、テレワーク、在宅勤務、時差出勤や有給消化、事務所休業を奨励しています。
先月末の大阪G20サミットの際も警戒で、主要道路閉鎖、配送や事務がストップした御堂筋を歩きました。
大した混乱も経済的影響もなく乗り切りました。もう会社に行って全員がそろって幹部が朝礼でゲキを飛ばす。そんな働き方自体が無くなっていくのでしょう。
ちょっと前は、メールの返信まで2~3日とか社内のパソコンの掲示板1週間みていないとか、 そんなペースの社員は淘汰される。
ゆっくり在宅で、マイペースでしかできない人は最低賃金程度の保障給与で、自社に関わっていく。コンプライアンスや規定に外れたら解雇。
できる社員はグローバルで働いたり、レクチャーや新しいシステムや商品の開発に関わってそれに見合う収入を得る。
これはいつの時代もですが、努力しない人が安定した収入を得られるわけではないのです。

貯蓄と投資は必要 ご褒美はOK 浪費はダメ

変わったのは、テクノロジーの発達による仕事の質と、医学や食料事情等により寿命が伸長したことです。
それでも頑張って、体力任せにガンガン働き勉強できる時期はそう長くありません。稼いでる間に蓄え、収入の減る時期、充電時期や老後に備え、ファイナンスプランを立てることは必要です。
会社の確定拠出年金、持ち株制度などはあれば有利です。積立の定期預金も浪費しないので良いでしょう。つみたてNISA、iDeCo非課税ぎりぎりまで奨めます。
節約ばかりでは面白くはないでしょう。旅行は私も若いころ好きでした。見分も広がりますし、出会いもあり人間関係もできます。ただ無理な付き合いだったり余分な買い物のためだと浪費に近いです。
タピオカの行列でもそうなんですが、どうでもいいものに並ぶのはお金も時間も浪費です。デパートの初売りもそうです。在庫処分のようなものを定価より安いから多く購入するのも異常です。
本当に美味しいモノ、いいモノなら、頑張った自分のご褒美、次の夢への頑張りへのモチベーションになります。
ギャンブルや宝くじ、初売りに年間何万何十万と使うなら、生涯縁を切って、少々リスクがあっても株式や外為を奨めます。元本が保証されていなくてもさすがにゼロになりことはまずありません。宝くじは戻ってこないことがほぼ確実です。↓

夢に向かって地道に努力しましょう

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