東北の夏まつり

秋田竿燈
仙台七夕
青森ねぶた

なかなか東北地方のこれらの祭りを、とくに西日本などからはわざわざ見に行ったという人は少ないのではないかと思います。海外や沖縄、北海道にいったことはあっても東北は知らないという人もよくいます。
ちなみに三大祭りに山形花笠祭りを加えて四大祭りとも言われます。格から言うとやはり三大は揺るがず。都市規模やアクセスから仙台、青森、秋田の順に集客も多いです。
日程としては青森ねぶたが8月2日から7日、秋田竿燈が8月3日~6日 仙台七夕は8月6日~8日。
微妙にずれていて3つをめぐるツアーも組めるようになっています。
私は仙台にも秋田にもいて弘前も行きましたが、それぞれ見応えもあり一見の価値ありと思います。私の一番お奨めとういか好きなのは秋田の竿燈です。
他の祭りも華やかで勇壮だったり、伝統の力や技を感じるものがありますが、竿燈は基本一人が職人芸がみどころです。
大きな竹の棒にいつもの竿燈を乗せ、頭だけなどでバランスを取る。小さい頃から練習した祭りのための技です。神輿や山車などが団体芸術なのに比べ個人の技です。派手さでは劣りますが、汗まみれで支える人を見るのがいいです。
東北の夏は短く、秋冬は長く厳しい。東北夏祭りは、華やかさの中に消えゆくような哀れを含んでいます。ねぶたや七夕も一部使い回しもありますが毎年燃やしては再生していく。私が生まれ育った京都の祇園祭や葵祭り等とは全然価値観が違います。既存の権威や伝統も毎年生まれ変わっていくパワー。権威を守り伝統を引き継ぐのも大変ですが、東北の祭りはあくまでも主役が飾りなき庶民。
祇園祭りや天神祭や博多山笠が、歌舞伎や劇団四季なら東北のは小劇場みたいなイメージです。
東北は常に中央から疎んじられ、今も過疎や、震災後もいろいろ問題もありましたが、日本のふるさとの元気さがあります。
一度訪れてください。

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