ラグビーに比べ興ざめプレミア12
ラグビーW杯が大成功に終わり、来年の東京オリンピックも控えてスポーツ大国日本が盛り上がっている。戦前からの欧米独走に追いつこうとアジア初の試みや偉業を成し先駆者たちがあって今の日本の隆盛がある。中東や他のアジア諸国が発展したとはいえ、環境などでまだまだ日本は優れている。
マラソンの札幌への急きょの変更、五輪は興行としての面が1964年より色濃くなって問題も多い。アマチュアの祭典だった当時は、アメリカの主要プロスポーツとかぶる秋の開催が可能だったが、今はオフのこの期間が五輪期間になっている。
そうかといって、野球の本家アメリカはせっかく開催種目となったのにMLB主力は参加しない。まあそれはそれでいいとも思う。
今やってるプレミア12の模擬世界野球選手権大会。日本もMLB抜き、NPBも辞退多いメンバーで盛り上がりに欠ける。興行的にも視聴率的にも苦しいようだ。
サッカーの代表がもの凄い人気なのに対抗し、野球も侍ジャパンを立ち上げたが、正直相手も韓国ぐらいがまともに張り合う程度で、アメリカ大陸側は3A以下、NPB経験程度の代表。ラグビーW杯の迫力のあとにあれでは正直興ざめもので、新鮮さは何もない。
勝てばいいのではないフェアに勝つ
イチローや大谷翔平のような目玉スターもいないが、ラグビーの新鮮さ、世界の高い壁や底知れぬ奥の深さに比べると、大会のハンパさが目立つ。東京五輪の野球はわずか6チームでメダルを争う。
思うにまずメンバー①サッカーのようなアンダー23+オーバーエイジ数名とかにする。②オールアマにする。③日本シリーズ優勝の単独チーム+補強選手程度にする。④12球団均等選出+アルファ。といった選考でいいと思う。
野球もチームワーク、チームプレイであり、細かいサインなどはライバルチームに知られたくない深い事情まである。カーリングなどと同じ③でいいとも思う。今年の日本シリーズが五輪出場を賭けた戦いになっていた。
監督もマスコミも勝つこと世界一になる事しか言わないが、野球の世界一はどう考えてもアメリカだ。アメフトの世界一がアメリカなのと同様だ。
日本は日本らしいフェアプレーの精神に帰る。勝てばいいのではない。