80:50問題、老老介護問題

元農水省事務次官による息子の殺人。ひきこもりで発達傷害で殺意を感じたそうだが、次官という超出世の高級官僚で退職金だけでも最初の農水省から9千万貰い天下り2回、今も不動産収入月80万。FPから見ても規格外のお金持ちだが、妻は鬱で娘は兄等の家庭事情で自殺。
それだけの金と頭、コネがあれば、警察や何か頼める先は無かったかとも思います。人間追いつめるのは家族、身内。逃げられないのも家庭、特に老人なのかもしれません。
高齢化社会の難しさはいろいろあります。若い人が就職しても、結婚しても当然のように別居してしまう時代です。高度成長期は主流でバブルあたりまでは、まだ若い夫婦が両親に孫の世話をしてもらうケースも多かったのですが、この頃がもともとおじいちゃんおばあちゃんとの接点も少ないまま、老人世帯が孤立していくケースが目立ちます。
介護保険のシステムにも限りがあり、ストレスは溜まります。年金や施設もそれはそれで老人の孤立を深めたのかもしれません。昔は兄弟や一族も多く、家で面倒を見たのが当たり前だったのですが、お金がないと厳しいですし、お金があってもこんな事件を聞くとやりきれません。お金は欲ばればいくらでも入りますし、足ることを知らないと幸せのために使えません。誰もが老います。それまでに周りと仲良く、節度を持ってお金や面倒のかからない老いに至りたいものです。

伝統と先端の結晶 手延和麺「小神」

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