アイヌ:日本に蔓延る無智、誤解からくる差別

今期の直木賞受賞『熱源』(川越宗一)は樺太アイヌが描かれ明治日本が戦前まで文明という名の暴力で近代国家に肩を並べる時代を描いています。
ポーランドやロシアも含め激動の近代史と、あまり語られない樺太アイヌの世界が、少しでも多く方に伝わればと思います。
一方閣僚の中にも『日本は単一民族』と平気で発言する、無智でお馬鹿な方もおられます。政治家はナショナリズムに意図的に働きかけているにしても、いわゆる国家主義、愛国主義の方々、ネトウヨという人らがあまりに単純で歴史知らず、誤解しぱなっしの勉強不足があります。これが政治的行動になるのがある意味怖いです。
民族という面ではアイヌもですし、そもそも国家は帰化人などいつからの外来人を日本人とするのかにもよります。
古来土着の民は文明のある強い民族に支配され、土地っを奪われてどんどん追いやられていきました。
中国の一党独裁や朝鮮半島の迷走はあるにせよ。近代、戦前は朝鮮、台湾、樺太(南半分)は日本の領土であり、朝鮮人は大日本に住む日本の仲間でした。
大日本国にはさまざまな人種がいたのに、講和条約で領土が狭まるとさも大和民族の割合の多い地域だけになっただけです。それでもアイヌも在日朝鮮人もたくさんいます。
中国を嫌う人も、遣隋使、遣唐使や元寇、秀吉の大陸攻撃、日清戦争、満州事変、日中戦争は歴史として覚えています。日本と中国は学び合い、時に争う、東アジアのライバル国でした。
差別や争いの結果はいいことであったためしはありません。

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