ノムラの教えと生き方に学ぶこと

昭和の野球キャッチャーで名選手、後の名監督野村克也さんが亡くなった。
多くの戦術や組織やリーダー論の著書や講演でも知られます。
一度講演を聞いたが、全体の講演会のテーマとは関係なく、著書などで語られたテスト入団から首になりかけてからの苦労、王や長嶋との因縁、古田への指導、イチロー対策等聞いたような話を面白おかしくかいつまんで話しておられた。
亡くなられたので、各方面感謝と称賛と弔いのコメントの嵐だが、アンチ野村の筆頭張本勲はかねがね、王や長嶋をあれだけネタにし虚仮にして稼いでいると非難していました。
戦術面では優れている部分もあるし、ランチェスター戦略の弱者が強者に勝つ方法の実践でもあります。
ノムラさんも神ではありません。南海解任時期や阪神で3年連続最下位等、失敗と呼べる時もありました。ヒゲや金髪を嫌う等時代としてもだんだん合わない指導もありました。
どこかにある甘さ、優しさ人情味が江夏、門田、新庄等ノムラ流をある意味外れながらも育ちました。
貧しい母子家庭に育ち、大変な苦労をし、戦略を立て、ものすごい努力をされたのは間違いない。
そして指導者としても、部下と飲み食いしない派閥を作らない、えこひいきしないところは徹底していたそうです。コミニケーションはグラウンド(仕事場のみ)だけ、ノムラ流の経営戦術やリーダーシップを学ぶ人はここが抑えどころです。えこひいきはメリットデメリットを考えるとデメリットの方が多いのです。ところが弱い人間は子飼いやイエスマンを可愛がって組織を弱体させてしまいます。

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