ヒーローの敗北:ウルトラマンがゼットンに負けた

初代ウルトラマンは、苦戦することはありましたが、ジャックやセブンのように途中で負けて磔にされたりとかはありません。ゴモラに一度優勢負けで逃げられたり、メフィラス星人とは決着つかずがありますが、後はすべてに勝って最終のゼットンとの戦いを迎えます。しかしその前から必殺と言われたスペシウム光線や八つ裂き光輪が通じない相手も現れて苦戦が増えてはいました。
ゼットンは地球防衛のベースといえる科学特捜隊基地を襲い、ウルトラマンは回転してキャッチリングで動きを封じようとしますが、怪力と熱球で外されます。
そして戦いはやはりゼットンの強靭な身体の戦闘力と、テレポートやバリアまで使い、光線を弾き返す能力についにウルトラマンは敗れます。
格闘家の前田日明他当時の小さな子供も相当なショックだったようです。
最終的にゾフィーが命を持ってきて、ウルトラマンが宇宙に帰り、ハヤタも命は取り留めます。私はこのときハヤタがウルトラマンに出会ってからの記憶をなくしているのがショックでした。
どんな強い者も敗れる時がある。そして死の時がある。
身内が亡くなったりした機会がなく、著名人や友人のおばあさん等の死はイマイチ実感できなかったのがテレビのヒーローの死と敗北でわかることがありました。
死とは記憶をなくすことなのかとも思いました。

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