マイナンバー制度等の『お役所仕事』

マイナンバーカード制度が、失敗に終わった住基カードに変わって登場して数年たっても未だ15%の普及率で、なかなか浸透しません。
私は来月いっぱい役所の仕事をしてますので、今も守秘で語りつくせない部分もありますが。何とかしようとしているメリット面と、相変わらずのデメリット面があります。
住基の失敗もあり、弱腰ではじめだしたのもこの低迷の原因の一つと思われます。e-TAXに以前、住基カードは必須でしたが、今はマイナンバーカードかIDパスワード方式かで選べます。IDを別に使うならマイナンバーいらんやんというツッコミがでそうなのが、お役所仕事です。いろんな申請書式にマイナンバー必須にすると、申請手続きがすごく滞るため、今は記入欄はあるもののその他が整ってれば、申請をほぼ通します。そうすると一生懸命書いてる人も別になんか徒労のようで申し訳なく感じます。
今やっと住民票の異動でマイナンバー紐付けされ、年金の住所異動手続きは不要になりました。今後健康保険証をマイナンバーカードに統合することも進められます。年金手帳も廃止される話しがでており、遅ればせながらますますマイナンバーの機能性は高まります。
もちろんデメリットとしてはICチップ内蔵で写真つきのためコストがかかります。そもそも無償だった健康保険証や年金手帳に比べてお金を払って再交付なども面倒です。
そして何よりもセキュリティの問題も大きく、セキュリティを重視すると、認証などが難しくなりお年寄りやらに使い勝手が悪くなります。しかし一度番号を盗まれると大変なことになります。日本は番号だけの管理に慣れていません。パスワードやID,暗証番号などの重要性をもう少し啓蒙しないと、やすやすとだまされるお年寄りも多いでしょう。
IT社会と言われ、キャッシュレスにも対応しつつある時代。マイナンバーカードのあか抜けなさはさすが役所という感じですが、そろそろマイナンバーの番号とかは管理して対応する時代が来ております。
セキュリティなど詐欺に会わないよう勉強すること、給付や免除などの申請がどうしても必要な制度の知識を身につけることは、行政もわかりやすくしようとはしますが当面市民それぞれの努力が必要です。

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