無観客試合 無観客芝居

イベントの中止、延期も相次ぎ、プロ野球オープン戦、大相撲や歌劇までが無観客で行われるこの2020年春コロナショックの時期。
異常と言えば異常。プロは本来観客を呼んで観てもらってナンボが一般常識。もちろんテレビ中継やネット配信、純粋に競技の勝敗や記録の賞金があれば観客はいなくても商売は成り立つ。
それでもやはり目の前の観客がいないと難しい面は多いだろう。Jリーグなどは観客との一体感を重視して、観客入りでの再会可能まで待つという。多くのサポーターや関係者、市民と一体になってこそが試合との考え方だろう。
元凶はコロナウィルス。誰も悪くはない。
ライブハウスは今回、クラスターという感染の元になりさらに深刻だろう。比較的狭い換気の悪い空間での濃厚な密着であり、「感染しそう度」は映画やジムよりも高そうだ。お笑い芸人でさえ観客の受けが分からないでビデオ撮りだけというのも難しいところ。私も演劇をやっていたし、社会人でも化粧品のイベントをやっていたから客の数もだし、その反応や評価こそがプレイヤーに大事なものだとも分かる。
音楽、舞台、スポーツそれぞれのアーティスト、アスリートだけでなく準備に関わる下請けも含めた関係者まで本当に厳しい状態である。
こんな時こそ本当の志は何だったのか原点を見つめるべきでしょう。
お金儲けなのか、お客さんへのメッセージなのか、その道の追及なのか、どこか自分のもっとも大きな発動要因なのか。
こんな機会にこそ、そこにフォーカスして本当にやりたいことをさらに磨く機会にすること。
そこに回帰して、捨てられるものは割り切るしかない。非常事態なのだから。

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