三陸海岸で見た桜、奥松島で見た朝日

忘れられない東北の情景1~3.11

海などあまり見ることなく育った京都生まれなので、東北の沿岸部秋田、宮城は新鮮でとても美しい景色が忘れられないです。
大阪、神戸、広島、静岡でも海は見えたが、東北の海の情景はまた独自の哀愁を秘めていました。
東北地方の沿岸部は南北に延びているため、日本海側の秋田山形の沿岸部はさえぎるもの無く西側の海に沈む夕陽が見えます。そして太平洋側の宮城岩手福島の沿岸部は真東の海から登る朝日が見えます。
毎日朝日や夕陽ばかり見ていないし、よその土地へ出かけて夕陽や朝日をわざわざ見る機会は実はあるようでそうないものです。
ずっと秋田に住んでいた女性が30歳過ぎてから慰安旅行 で人生で初めて山にい沈む夕陽を見てびっくりされていました。
秋田の夕陽は日本海に沈みます。
三陸の朝日は太平洋から登ります。
太陽は毎日、刻々とその姿も周りの色も変えていきます。
海は静かだったり、恐ろしい力で襲い掛かることもあります。そして人間も人間の使ったものも呑みこんで壊してしまい、また静かになります。
自然の力の前に人間の力の無力さを思い知らされます。高い丈夫な堤防を築いたところで叶うものではありません。
2011年3月11日、海は真っ黒になってものすごい勢いで東北の太平洋岸を襲いました。

“三陸海岸で見た桜、奥松島で見た朝日” への1件の返信

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください