移動自粛で注目される都道府県境

非常事態宣言で、いろいろ制限が多くて自由な人たちはどう行動すればいいのか分からないようです。
三密を避けろと言われ、一日一度程度の外出運動は禁止されてはいなのので、ジョギングや公園に行く人は増えました。その延長で、距離をとって登山やサーフィンはいいのではないかと、休業になった人まで移動していたようです。
まあ面白おかしく報道が取り上げているきらいもあります。
大型連休の帰省や旅行も自粛を首相が呼び掛けています。
前代未聞。旅行や観光も、里帰りもするなということです。他県ナンバーが来ることを嫌い制限したい動きもあります。
県境マニアのこういう本読むような人を除き、一般の人の中で都道府県境をあまり知らずに移動している方は多いのではないでしょうか。
私は高校の時、三重県と奈良県に囲まれた和歌山県の大きな飛び地を旅してから県境に興味を持ちました。
本題に入りますが、昔は国の境を越えて旅をするには関所があったりで厳しい制限があり元々あまり庶民は旅行等できませんでした。街道が整備され旅籠が発達したのは江戸時代の大名行列も大きいはずです。
当時の旧国は廃藩置県で都道府県に置き換えられましたが明治以降少し紆余曲折し現在の47都道府県に収まりました。
旧国とほぼ近いところもあれば大きく違いがあるところや、微妙な違いや、変な県境のところもあります。
大きな河川や山の稜線が境なのはわかりいいです。平野部の住宅街など、駅やショッピングモール、大きな工場や会社敷地内に境のあるところもあります。
ざらにあるのは都市部の県境越えの通勤です。
このような場合は県を越えた移動をあまりうるさく言うのにも矛盾があります。もともと全国に二十数か所県境が曖昧なところもあります。
東京都といっても奥多摩や小笠原もありますのでひとくくりはおかしいです。兵庫県のように尼崎や神戸の都市部と、淡路島や但馬地方のような地域の差が大きい県は多くあります。
コロナ自粛で都道府県境に細かく拘ることに、行政上意味はありますが、移動の制限に関しては距離だと思います。
屁理屈かもしれませんが、都市部の人が同県でも田舎に行くのは自粛すべきです。23区から奥多摩とか、千葉の人が房総の方、神戸の人が城崎とかは移動とみなします。
逆にしっかりと、住民票を移し、何年か縛りで地方に永住するなら、2週間とかの間をおいてこの際許可したらいいと思います。コロナとの戦いは長いです。過疎地域に戻って地域を活性化するために、都市部で再開されない業種で休業していて補償のめどの立たない人は受け入れてあげればいいと思います。
とくに首都圏の一極集中、交通混雑、密の弊害、災害リスクは今に始まったことではありません。
行政なども試験的に、どんどん感染の少ない県に移していけばいいと思います。

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