新幹線乗車率0%の衝撃

コロナ騒ぎでの移動自粛で、本来なら満員で5~10分ごとに東京駅を発車する東海道新幹線。しかも連休前の土日でさえ、自由席がなんと0%の乗車率の列車までが出る始末です。
インバウンドを当て込んで大混雑緩和のため、ダイヤを改正したばかりの各臨時列車は軒並み運休。新型車両も増結用車両も空振り、復興開業した常磐線や三陸鉄道も残念ながら他県からの乗車はご遠慮という事態です。
何度か書き、景気判断も出てきていますが、経済環境とくに運輸交通は厳しいです。何しろ旅行するな移動するなと要請されているわけですから人との接触8割ダウンが目標なのです。売上が前年2割ダウンでもキツイ世の中で8割も落ちたら、成り立たないのが普通です。
鐡道はとくに設備や車両などの固定費割合が大きく運休で削減できるコストはしれています。
たださえ少子高齢と都市への集中で、厳しい環境の地方交通はこの連休こそ、コロナの感染を防ぐため乗って欲しくないと云えても、その後が持たないかもしれません。
公共交通としての鉄道がこれ以上減ると全国のネットワークが瓦解していきます。
通学や通学、通院なのの活動に支障がくれば地域が住めなくなります。公的な支援とともに、それぞれの地元を支える人々の協力。この機会に都市部一極集中の弊害を考え、地方への分散を政策的に考えないといけない時期にきています。
何年か後でこの記事が、大したことない終息で終わっていることを願うしかありません。

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