コロナ禍の後に来るもの

コロナウィルス感染拡大防止のための自粛も少しずつ緩められつつあります。
第二波、第三波で揺り戻しも来るでしょうが、どこかではコロナをある程度克服した新しい段階に入るでしょう。
インバウンドをはじめ、旅行や他の産業、雇用が完全に元に戻るにはまだ時間がかかりそうです。
元々の日本の課題であった少子高齢化や、地球環境の問題等も、じわじわと具現化してきます。
たとえば今回、給付や支払猶予は国庫負担として補正予算支出されています。要するに国の借金です。全員に10万円、休業にいくら、失業にいくら、学生にいくら、税金や公的保険料は免除猶予といってもいずれ、それはすべて多くの今の若い現役世代国民負担に返ってきます。
ポスト安部以降は、日本にパラダイムシフト、それに近い効率をあげた変革が必要になります。日本独自で世界に比肩なく誇れる技術、産業や文化を築きあげれるかも大きなポイントです。
世界の人口等のパワーでは、アジアやアフリカ、南米もどんどん台頭し、日本は本当に世界に占める割合の小さな国になります。1980年代世界人口の30分の1を占めGDP第2位を誇った日本は、2050年には人口1億を切り世界の100分の1、GDPでは10位入りも難しくなると予想されています。
老大国とも呼べない、世界の片隅の姥捨て国になりかねません。
既得権や古い労働体制、しがらみで生産性の低い、役所や企業は早く体質改善しないと、ますます日本は沈みます。
今回でも、マスクの品切れ問題や、10万円の給付金等の問題から、流通やITの制御不能な政府、官主導のお粗末さは痛い程見えました。
庶民までの国民が紙幣の流通という時代すらなく、一人1台のスマホでの決済に一気に進んだアフリカ諸国に2050年には相当な部分で抜かれてしまうとも考えられます。日本の頭の堅いIT難民スマホ音痴は厄介です。社会が古い分、紙の回覧板や掲示板に頼る、詳しい専門の若い誰かがやってくれるモノと逃げつつもう20年以上進まないのです。
ソフト面やセキュリティを含め、このあたりをなんとか改善しないと、日本に未来はありません。もう丁寧に教えてくれる郵便局員や役場のおじさんはいません。親切そうなのはタチの悪い詐欺だけです。
教育も9月制以前に、根本から変わらないことにはいけません。社会人としての生き方、マナーや実務優先にして、大学も残念ながら、学ばない人は入学させない卒業させないで権威を保たないと。いくつか淘汰され専門学校的なイメージで、企業と結びついたものになるでしょう。
たしかに地球全体も、日本もあと30年の中では劇的に変化するものが多いでしょう。
既得権にしがみつくものが邪魔をするとますます日本は置いていかれます。 日本人の優秀さ、日本の良さは誰よりも分かります。何とかコロナ後をみんなで盛り上げましょう。

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