コロナ後東京圏の一極集中打破がカギ

コロナ後の日本復活の鍵は、地方再生、東京一極集中の是正、打破にあると言えます。
この観点から現在の問題、私達でできることと、提言することを何回かにわけ提言していきたいと思います。
今回のコロナ禍で痛感された方も多いでしょう。最後まで緊急事態宣言が解除されない神奈川や埼玉、千葉を含んだ東京圏。山間等の郡部、島しょ部をのぞく都市部として東京圏は世界最大の人口3500万人が住んでいます。これはインドのデリーの2000万を大きく上回り世界で圧倒的に1位の都市圏です。日本の総人口は近年どんどん追い抜かれて中国やインドにも差をつけられましたが、東京圏の人口は世界一なのと、それゆえ国に占める一都市圏の割合としても「日本における東京圏の割合」は面積のある規模以上の国々の中では圧倒的に大きい割合です。日本=東京に近い図式です。
首都圏機能の移転、分散などの話題の出ましたが、移転は立ち消え、文化庁の京都等しょぼい分散がアリバイのように進んだだけです。
東京圏の恐ろしいほどの地価高騰、通勤地獄。災害時の帰宅困難、避難場所の不足。保育所や病院の不足。そして今回の決定的なコロナに伴うパンデミック時の医療機関や保健所の崩壊のリスクを考えると、「日本人はなぜ東京に住みたがるのか」と改めて考えたくなります。
関西や福岡、名古屋は世界的に見ると並かそれ以下の都市圏だと改めて認識されます。東京圏がいかに異常かは朝夕のラッシュや、休日の繁華街や観光地等でも明らかです。
人やお金が集まるから、美味しい店や珍しいモノも集まる。しかしそれもリスクと天秤にかけ、判断する時代になりました。ネットの情報は都会も地方都市も変わりません。インバウンドで地価や家賃が上がり客の回転も上げるため、モノの質、料理の味など価格に比べて悪くなります。
田舎暮らしとまでは行かずとも、地方都市の住み易さを見直す。セミリタイアできる人はちょっと考えてみて、自治体を当たってみることも良いと思います。                   (つづく)

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