コロナ禍マスク騒動にみる、この国の行政、流通経済の難しさ

いわゆるアベノマスク、政府が2枚ずつ送ったマスクがようやく届きました。
今だに届いていない地域も多いようです。
すでに安倍首相の配ります宣言から、回収問題があったとはいえ2か月以上経っています。
緊急事態宣言が一部地域に出された頃の文言が入ってますから正に2ケ月。首相の企図からは大きく時間的には遅れています。
そして増産しますと言ったマスクもようやく中国製を中心に市場に出回りました。
今さら遅いし、受注業者も談合と非難されています。
持続型給付金の委託業者も問題になっています。大手広告会社や派遣会社の出資する受託会社が中抜きして儲けているという指摘もあります。
こんなことが首相の意志でも、意図したこと、私服を肥やし、儲けてるところでもありません。
これは今の日本の政治、経済の構造です。生産性や経済的合理性が高いとは言い難いしがらみの結果です。
国民はしがらみ既得権で税金やら、闇の保障代を払っています。
マスクにだけ絞って話せば、品切れ便乗で値段はどんどん跳ね上がりそれでも品不足が続き、デフレには貢献しました。一時期1枚100円以上しました。
それでもコロナ前、100円で7枚入りとか50枚入りが400円程度だった時期よりは、販売者も儲かる。健全な価格に落ち着いたとも言えます。
この大きな在庫からの供給の流れを読み切ることは、さすがに安倍首は全く読み切れていません。10万円給付が自治体により、かなりの差が出ていること。オンライン申請
により市町村のサーバーがダウンしています。
おそらくこんなにも市町村のITが遅れていて、人材も不足とは、首相ら政治家も官僚も予想できなかったのでしょう。
安倍首相ととりまく政治家、官僚の限界も良く見えました。頑張っていますが、日本の体制の難しさです。
親方日の丸と言われた公共事業、官製談合、天下り、陳情など、価格を高め安定にして国民をないがしろにする事項が多すぎます。
本来、国民に選ばれた政治家は立法権を行使して、官僚を監視し制限することを主務とすべきです。与野党のレベルの低い罵り合い等いらないです。外交や内政、統治の難しさをオールジャパンでやっていかないと、国会議員の高い給料等ムダもいいところです。
よく国会議員も役人も、人数減らせ報酬下げろというコメンテーターがいます。私は議員も役人も持っといていいと思います。
これからマスクはじめまだまだ統制的管理の政策がいるものは出だします。質の高い政治家も要りますし、下請けの企業が倒産する中、官民どちらでも政策の受託機関の職員は必要です。公務員は安定して楽そうとかいっても、少子高齢の社会で多くの仕事が増えてきます。失業した人を雇ってバリバリ働いてもらいたいところです。

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