ボーナス(賞与)に見る会社の違い

コロナによる苦戦の業界の中で、旅行業界は大手も含めかなり苦戦しています。
何せ移動も制限され宿泊も敬遠、ドル箱の海外旅行はゼロ近似では仕方のないところです。
大手の中でも海外旅行中心のH.I.Sは夏のボーナスゼロ。最大手のJTBはこの冬のボーナスがストップと発表されました。一方、国会議員や公務員は赤字自治体含め一般職員は満額出ています。
企業や公務員によって賞与に意味あいは違います。
私のいた花王も6月と12月は定期の期末一次金が支払われ業績に関わらずでした。業績は給与の更新と3月の業績賞与に反映しました。年3回のボーナスと言えました。
旅行会社2社も最大手JTBは現在の評価を12月支給にしているのが余裕というのか正当な感じです。
どちらかというと個人経営の店など賞与やボーナスはおろか、給料を払うのも厳しいのですからキャッシュフローからいうとH.I.Sのやり方もあながち否定もできません。
弾力的に人件費を削れる方が安定した経営ともいえます。
賞与が給料に組み込まれているに等しい公務員等は、出勤して大過なければほぼ満額なので、苦しい民間企業の業界や個人経営の方、非正規の労働者から見ればうらやましい限りです。
逮捕されたり、問題の国会議員もコロナでこれだけ財政が厳しい中、一般人では考えられない賞与を貰っています。
これは難しいですが、私のいた会社や公務員はローンや日常の消費を定額ボーナスに頼っています。それだけ賃金、標準報酬月額が高いのです。
一方、直前の業績でボーナスがカットされる企業はもとも、業績が良かった時の臨時の祝儀なのでそれをあてにローン等組めないのです。
企業としてっはいい人材は捕りやすいけれど、人件費は足枷にはなります。いざというときムダな人件費をきりにくい体質でもあります。
コロナ禍業績でいろいろ見えてきます。就職するさい等はこの賞与実績やその評価時期を調べるとよいかもしれないです。

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