8月:葉月withコロナ

文月の激動

7月、2020年の文月は本来なら東京でのオリンピックに湧いたはずでしたが、コロナ感染の影響で延期となったばかりか、ほぼ日本中がほとんどの期間どんよりとした梅雨でした。熊本をはじめとする九州地方や東北の山形にいたるまで日本のあちこちで豪雨被害がありました。そして5月末に収束と宣言され減ったと思われたコロナ感染者が毎日日を追うごとに増えていると報じられました。
コロナによる営業活動の停止等で景気の悪化はリーマンを超え戦後最悪となり、世界各国もですが、日銀の出す国内の景気、各企業の業績見通し、雇用や給与・賞与等も大変厳しいとのプレス発表がなされています。
そんな中、旅行関連の事業者支援も含め景気対策でもあるGoToトラベルキャンペーンには、賛否の議論が渦巻きました。
もともとすべての零細事業を補償金等で国が救うことなどできません。お店や観光等営業してもらって海外からのお客さんは今無理なので、国内で助け合うことに間違いはない筋だとは思います。

個人的には私の母が87歳で17日他界しました。当日通夜で翌日告別式、初七日も終わりました。コロナや水害等の急死に比べれば、穏やかに天寿を全うしたと言えます。
翌日から寝不足でありながら日常が戻りましたが、仕事がら世の中には、コロナによる金銭的精神的被害が拡大しており、毎日毎日心配なご相談を受けます。
本業が喪失して収入のない方の多いこと。感染者数の拡大のみをトップに報道するマスコミにも少し辟易としました。まだまだ周知されない休業支援家賃補助支援諸施策の手続き等、前向きな対策を伝えることが報道機関の本業、努めだと思います。

皆さまも心を落ちつけ、すべては空(くう)だと思ってしまってください

7月31日で西日本が梅雨明け、1日に関東も梅雨明けです。葉月になって何か変わるでしょうか。
感染者の数字はどんどん上がっていますが4月の状況とは、重症者、入院患者は少なく、感染病棟も余裕があります。このことは相対的に捉えないといけません。
たとえば、ある県とか地域で初めてコロナが出た、「誰だ、何でだ、どこで、気が緩んでたんだろう、うつされたら困る」と追及され差別もはじまっているようです。
最近もプロ野球選手やJリーガーの感染陽性が判明して当該チームの対戦が一時的に中止になったりしていますが、観客を制限しながらリーグは続けています。大相撲も死者も出たり、場所中に陽性者も出ましたが当該力士を休場にして本場所は千秋楽まで続けました。
舞台やテレビ、映画の撮影も徐々に再開はしているようで、そこで感染しての中断もあり、またその俳優が釈明したりしています。
感染した人をディスられる方、またその県、その地方で感染者の家や営業続ける店をムラ八分にしたり、炎上攻撃したりで直接間接に非難する毒を放たれる方がいます。多くは正義感や潔癖な性格から正しいと考えての行動だと思うのですが、やはりこれはどこかで毒にあたっている行動なのです。
WIthコロナとは誰もが感染する時代です。コロナといえど一つの避けがたいでも大したことはない病気です。かつてハンセン氏病も結核も病気以上に差別で人が苦しんできた歴史を繰り返してはいけないのです
感染の数だけの報道、誰かを非難する報道、これはもう真に受けない方が身のため、健康です。自分が他人を傷つける毒に取り込まれるからです。報道をどうしても見るなら、各局各紙海外もネットも俯瞰して少しでも中和を図ります。海外や正確な歴史で見た方が現実はつかめないのです。報道、情報は自分達の立場や利益を守りたいという力学が働きます。まっしぐらの視点ではつかめないものが多いのです。
正に全て「空」(くう)と言えるでしょう。
毒の多い社会で、私もさんざん議論したりで毒づくこともあります。こういう↓ので少し癒します。
8月もまた良い月でありますように。

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