未来を想像しながら、今日を生きよう!【8】

100年前(1920年、大正9年)に予測されていた100年後初めて国勢調査が行われた年です。大正デモクラシー華やかな頃で第一次世界大戦後の束の間、景気も良く、科学や文化が国民に広がりつつあったといわれています。
そんな年にある雑誌で100年後の日本を各界の識者250人にアンケートして予測しています。またいくつかの未来の出来事や社会の変化、実用化される発明を予測している特集もありました。
詳しくは別の機会に譲ります。しかし当時の日本人の想像力は素晴らしい。かなりの部分で2020年を予測していました。
当時の日本の人口は5600万人でしたが、特殊出生率は5.11、出生数は202万人。100年後は人口1億2600万いても、出生数、86万人、特殊出生率1,6です。早く出生率2を超えないといけない。それは減るでしょう。こんな絶望的数字。フランスのように、子育てに対し年金で報いるか、手当や保育所等抜本的に薦めないと、危機的な状況は変わらない気がします。
とはいえ政治や有識者が次の50年、100年は想像して対策をたてていると信じたいです。
100年前の想像がリアルにドンピシャと当っているところもあれば、ずれているところもあります。ここまで子育てが嫌がられ子供を作らない時代になり出生率が下がるとは想像しきれなかったのです。
未来を想像し、どう進んでいくかは、これからの人の行動にかかっていて変わっていくのです。

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