敬老と延命は違います:敬老の日

敬老の日。コロナの影響で今高齢者の孤立も叫ばれています。
しかし人間は老い、仲間や知己をどんどん喪い、高齢者はそもそも孤独なものです。
長寿=幸せでもありませんし、長生きさせることが敬老ではありません。医者や家族の自己満足で、高齢者の幸せを奪い、尊厳を失わせてはいけません。健康に気を使わせ、心を通わせて、共に笑い共に泣き、語り合うことが敬うことです。
新型コロナウィルスは高齢者にとって危険な場合もあります。それでも尊厳を奪うことはできません。敬老の気持ちはどこかで表現され、心を通わせてこそ、命の価値が生まれます。
死生観というと大げさですが、自分が老いて死ぬ時、充分会話ができる間に、家族がいるならどうして欲しいかは語っておくことは必要でしょう。
寝たきりで、食事を与えられ介護されながら生き延び続けるだけ、そんな家畜のような生き方に尊厳があるのかでしょうか。

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