ジャイアンツが勝てない【NPB日本シリーズ】

プロ野球日本シリーズでソフトバンクが2年連続で巨人を4タテで下し優勝しました。
かつて9連覇を達成し、球界の盟主と言われた巨人も見る影もない。コンデションや戦術、運不運もあったものの、ある程度の実力差は否めないところです。
日本の野球は巨人がフロンティアとして引っ張ってきた歴史があります。先んじて大リーグの練習方法や技術、戦術も取り入れた時もあり、常勝軍団で親会社も優勝とテレビの高視聴率と満員の観客動員を義務づけていました。
伝統の人気球団でしたが、いつしか驕りと利権の独占、組織の澱み等様々な硬直要因で、ドラフトでの新人選択機会均等に始まり、やがてメジャーの状況がリアルタイムで入ってきて、移籍も自由な時代になり、巨人の独占的な常勝維持は難しくなりました。
目先の勝利へのこだわりで、長期ビジョンが見えなくなりました。
パリーグファン、アンチ巨人から野球観戦の始まった私もこんな時代は想像していませんでした。
現在の原監督も現役時代、今一つ高見を目指す姿勢に欠けた発言と、それを許す取り巻きがあったことを覚えています。松井秀喜や桑田真澄あたりが戻ってメジャー流の経営改革をしないと変われないのですが、そこまでは無理のようです。

パリーグ球団の地味な努力と現在の地元密着の人気に学び、球界全体がいい方向に進むよう伝統球団も変わり、戦後復興で希望を与えられたようにジャイアンツが再び頑張ることで苦しんだコロナ禍日本の人々にエールと闘魂を与えられるようあえて期待します。

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