アメリカの紳士度合いも自由度合いも劣化した

戦争で日本はアメリカ屈服し、占領されました。ただ戦争中おそれていた程アメリカ人に粗暴な支配をされたわけでもなく、自由で民主的でハイセンスな文化に圧倒されその国力の大きさ豊かさに憧れたものでした。
実際にアメリカが世界一に発展した日本の戦後あたりが、アメリカが最も充実して魅力のあった時代だったようです。この頃敗戦国を手なづけ同盟国として利用しながらも7、日本の人材を学ばせ導いたアメリカは、まぎれもなく日本の恩師であり親分でした。
ベトナム戦争、冷戦の終結でアメリカはだんだん成熟し劣化が始まりました。
もう紳士的な道義ではなく、金儲けと強引な規則を押し付けるだけの我がままな老人になりました。
二大政党制の大統領選挙もフェアとは程遠く、とことん罵り合い足を引っ張り合う他国から見ても美しさも尊厳も何もない醜い争いです。
戦後75年も過ぎ、日本は朝鮮戦争の景気でアメリカの後押しと勤勉な努力で発展しました。しかしその後バブルははじけ経済は低迷失速します。バブル以前から道徳や尊厳よりも経済を優先した結果ではないかと思います。
アメリカもまた軍需産業やその他の産業でメジャーを抱えて支配する立場の維持と拡大に終われ、学ぶべきところの少ない国になりました。
トランプの目指したアメリカナンバー1、強いアメリカの復権は頷ける部分もあり支持も集めましたが、結局は分断と対立を深め秩序さえなくなりました。
日本はアメリカや中国に比べ小国です。アメリカとは同盟関係にあり、中国とは経済で深い関係にあります。日本の中でもネットなどで左右に分かれののしり合いがあります。そんな極論ではなく、それぞれバランスをとりながら国際社会を渡り日本国としての尊厳を取り戻して、独自にもう一度文化も経済も花開くようにしていかないとと思います。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください