夜行列車廃止にみるJR経営の半端さ  「アフターコロナの鉄旅」を考えて

長年青春18きっぷの使える、夜行普通列車ムーンライトながらが廃止となりました。コロナの影響でどんどん特急はじめ運休も増えています。終電も早まるばかりです。
夜行は保線の時間確保や駅管理コストもかかり、エリアをまたぐ分で収益の分配の煩雑さもマイナス要因で撤退が相次ぎました。今はJR各社のエリア内を走行するクルージング型の夜行列車以外は、サンライズ出雲瀬戸が残るのみです。
しかしこれは狭い日本で5社に分けてしまった弊害の一つです。旅の楽しみは長距離移動です。北海道や九州方面等への夜行列車は会社またぎでも当然必要です。費用や利益の案分は良く話し合い、今後の鉄道会社に夢と希望が無ければじり貧です。
まさに青春18きっぷのように、エリアを気にせず乗れて、車両も少しわくわくするような企画を作ってこそ、旅の意欲が生まれるはずです。
IC改札が増えデジタル時代で、切符を売ったところの総取りでなくて、距離や施設使用の分配は細かくできる時代です。
日本の鉄路は4島せっかくつながっているのです。
コロナ禍でテレワークしているJRや旅行会社の企画職員は、どしどし考えてアフターコロナの鉄旅を生み出して欲しいです。

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