新型コロナ、ハイリスクグループワクチン接種で沈静するか

新型コロナウイルスの捉え方は、高齢者や基礎疾患者というハイリスクなグループと、感染しても無症状や軽症で終わるローリスクグループといに分かれます。
そしてそれぞれの立場の関係者が規制や自粛の是非、継続か否か、対立が生まれています。オリンピックの開催是非まで含み、ことあるごとに激しい対立が生まれます。
「新型コロナウイルス」はもともと「元気な人が突然死に至ることがあり、一方若い人はかかっても軽症か無症状で風邪と変わらない。無症状でも他人にかんっせんさせることがある」というところまではほぼ共有されています。
致命率の高いエボラ並みの「2類相当の指定感染症にとどめ、社会の自粛の維持」を主張する意見と、「2類から5塁に変更し、自粛をできるだけ早期に解除すべき」の意見は、当然コロナの実態を踏まえ、医療界、厚労省内でも対立しているようです。
連日マスコミが、感染者数や死者、重症者、病床使用率を報道しています。
この対立は、実は昨年夏あたりに想定した以上に、ハイリスクグループの致命率は上がり、ローリスクグループの致命率が下がり、そのことにより経済封鎖等をするとストレスがたまり対立がますます深まりました。
それ自体が国民が数値としての事実を伝えられるわけですが、それぞれの立場で判断すると対立を煽られる図式になるわけです。
よくコロナをインフルエンザなみ、風邪と同じというと激高して、医療現場のドキュメントを見てそんなことあるわけないと憤慨されます。このインフルエンザ並みという言葉も何とも難しく、実際に子供にとってはインフルエンザの方がむしろ重症化や死に至る恐ろしい感染症です。
ウイルスの拮抗の結果なのか、幸いインフルエンザはこの冬コロナのため全く流行しませんでした。手洗いやうがい、マスク等もインフルエンザにもかなり効果があったのでしょう。
欧米の中ではロックダウン積極派でワクチンを半ば義務化している国もあります。日本はこの勢力とも是々非々で付き合わないといけないです。
しかし、ある程度高齢者等のハイリスクゾーンにワクチン接種が進むと感染はかなり抑えられ、症状としても風邪程度の若者だけになっていくような構図も見えます。
感染者が激減、入院患者も少ない状態となれば、ワクチン接種はローリスクグループにはそこまで強制しなくてもよくなる風潮にもなります。
世代間の対立も雲散霧消すれば良いのですが。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください