必ずトンネルの出口はある

コロナで希望を見失うな

先日、廃線跡のウォーキングで比較的長いトンネルを歩いているうちに、前後の人もいなくなり完全にブラックアウトしました。
1キロにも満たぬ距離ながら曲がったトンネルは先が見えません。懐中電灯を忘れ、時折省電力で消えるスマホの明かりを頼りに闇の中を歩きました。やはり漆黒の闇では方向も分からずいつの間にか壁に当りそうになりました。それなら壁伝いを歩けばとしばらく手探りで進むと今度は鍾乳洞のように壁沿いに滴下して固まった石塊につまづきかけました。
スマホの電源をケチらず、道の真ん中で足元に残った枕木の上を歩幅を合わせて歩くとつまづかず壁にも当たらないことがわかり、闇をてくてく歩きました。ようやく光がさしてくるとホッとしました。だんだん明るくなり日の光や人影が見えると感動さえしました。初めての経験、先の見えない闇は長く感じられます。
現在、コロナ禍で仕事に制限がかかり収入が減ったとか、失業して新たな仕事が見つからないとか日本中、世界中の多くの人が闇の中を歩いているような気分なのかもしれません。
コロナでなくとも病気や家族の介護、イジメ、貧困等で苦しんでいる方もおられます。「1週間に500円くらいしか食費がないんや」と嘆かれ良くない方にしか考えられないという人ともお話しました。贅沢な人が一日で飲み食いしてしまうお金がその人の年収以上だと、私でも不公平な世の中だと思いました。
先がなかなか見えない長いトンネル。明るかった青空の下で走れる日はもう来ないのかと思ってしまうかもしれません。
しかし、トンネルの出口は必ずあります。そう信じて一歩一歩諦めず前に進めばふどこかで光がさしてきます。愚痴をいったりやっかんだり諦めても解決はしません。遠くを走る新幹線や高速道路、飛行機を羨んで考えても現実には自分の足で歩くことしか今はできないのです。だから歩いていくのです。
手探りでも前を向いて、強く心に決めて一歩ずつ前に進みましょう。

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