大きな買い物、家、子供の大学進学、そして介護。

お金にまつわる話は、聞く人それぞれの経済状況で違います。ただ満足され潤沢な方はそれほど多くはないでしょう。
一般的に大卒サラリーマンで管理職くらいまでなって年収1000万を超えていても、付き合いがあったり家や学校もそれなりのステータスを選ぶとあっという間に可処分所得や老後資金は無くなります。
元々年収300万でやっている人の吝嗇が、そうそうできないのが1000万超えたあたりの人々です。
「子供をそこそこの大学入れて、いい仕事について欲しい」
「やはりマイホームは欲しい。できれば一戸建てか都心の高層マンション」
「クルマもそこそこのが必要、ゴルフや旅行にも時々は」
「酒の席はことわれない。家族とも外出、外食はする」
手取り40万強はアッという間に消え貯金どころではないです。
ひとつ軸にしたいのは、住宅です。マイホームは税金等の購入資金から、管理費や修繕積立金もあり、ローン組むとかなりの金利負担を強いられます。完済するころには定年前後、もう広い家はいらない場合もあります。それなら家賃を払い続けるという選択はありです。
クルマも家もそこそこ高い買い物です。そしてこれでいいという限界はなく欲望は限りなく焚きつけられます。「足るを知る」「分相応」が経済活動の基本です。消費、出るものを減らし、貯蓄や運用に回すのがファイナンスプランニングです。
今の出ていくものだけで、収入がとんでいくなら将来はおろかリストラや不況、病気や事故であっという間に厳しい状況が来ます。万一のリスク、確実にくる老後リスクに備えて、まずは我慢と努力をしないといけないのです。
これはある程度の範囲で収入のある方、幅広い層にあてはまります。
そして子供を育て、親が老いて面倒を見る。自分もやがて年を取り介護や施設のやっかいになる。これもかなりの費用です。親子が元気で仲良く一緒なのが何より精神的にも良いのとともに、経済的にもすごく助かるのです。

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