総合スーパー衰勢の時代

今さらの時代の推移ですが、総合スーパーという業態が成熟期を終えて、一気に衰退を迎えています。
イオンモールはもはや総合スーパーではなくデベロッパー、不動産テナント屋さんでモールの中に直営スーパーは細々とです。そのイオンモールでさえ初期の老朽化したモールや不採算立地の撤退が始まっています。
ひと昔前の日本一のダイエーはもう店舗を見つかるのが難しいくらいになりました。イオン参加で冠は残してもかつての勢いはありません。その次の王者とも言えた利益率や商品開発でも優れたイトーヨーカドーも多くの撤退を決めもうこのグループはコンビニ主体です。
メーカー勤務時代、ダイエー、平和堂、イトーヨーカドー、イオン、イズミヤとそれぞれ担当し思い出深いです。
また後の時代をリードしたドラッグストアやバラエティストア、ホームセンターも担当して、総合スーパーが滅びゆく恐竜であることもよくわかって見えました。
私は京都市内の商店街の商売屋に産まれたので、親父が商店街の役員でよく大型スーパーの出店に反対してるのを見てました。大学の頃,大型店舗の出店が難しい京都市内の碁盤の目のぎりぎり線上にイズミヤができ脅威と騒がれました。
それももう40年ぐらい前で、その後イオンモールも進出はしましたが京都市街は狭い道で古い町並みが残り結局便利な大型スーパーはあまりできないうちに流通はカテゴリキラーそしてネット販売等のオンラインの時代に入りました。
私は仕事で地方を転々としましたが、子供が小さい時等が大きな駐車場がありワンストップでそこそこのものが揃う総合スーパーは便利だと思います。
京都の市街地からは少し南にダイエーの藤森店があり大きなマンションとともに盛況でしたが、こちらも40年たちだいぶ古くはなり、ダイエーは看板も変わり小さなSMに業態転換。六地蔵にあったイトーヨーカドーはそれよりもかなり新しい店でしたが今は消えてしまいました。最寄りが売りのタワーマンションはちょっとがっかりでしょう。
20年たつと何もかも予想とは変わります。先は読み辛いものです。

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