政治は目の前の人も最大多数も救わないといけない

少しコロナ禍も落ち着きましたが、一時自宅療養中の患者が急変して亡くなったり、中等や重症になっても救急車等から受け入れが決まらず亡くなってしまうという話、あるいは妊婦が感染し入院が遅れ赤ちゃんが死産という痛ましい話がありました。
感染症指定以外の病棟は空いていて、医師も救急対応のスタッフもいるのに、もどかしいルールに縛られ、現場の救急救命士や保健所職員も結局病院へすぐ搬送させることができなかったということです。
「目の前の命を救いたい」もし、そこに倒れている人がいたら一般人でも医療関係者でもできることをするでしょう。AEDでも人口呼吸、心臓マッサージでも必死にやるでしょう。
救急救命士、看護師になると知識や技術がありできることも増えますが、やはり医師でないとやってはいけないことも知っています。
医師になれば、指定感染症とみられる方にが、その施設でないとできないことに苦しみます。しかし、目の前で命が奪われるなら、そんなこと言ってられないでしょう。人を介し、電話を介してもそれは同じでしょう。そして、目の前でできることを増やすために法律や決め事を改善、指導していくのが、立法府、政治家、議員の務めのはずです。
政治家は志高くその仕事についたはずです。その過程で継続してその地位にいるためにも周りの人に助けられ助けてきました。
目の前のこと。自分の身内、地元、後援者。支援団体のための動いています。
この活動への動機は複雑になります。
目の前の大切な命、そこからの未来の日本のためには、いままで支援してくれた団体に我慢してもらうあるいは廃業して別の仕事に回ってもらうときもあります。
与党自民党や、野党の立憲民主党でさえ、それぞれ企業や業界、組合などの票田を意識した縛られた政策になっています。しかし自民党が揺ぎ無い政権を持っており、一つのグループの票田が減ってもそれはせいぜい党内の勢力争いです。目の前の命に比べると、大したものではありません。伝統的な業界もデジタル化をはじめとした流れで早いうちに切り替えないといけないことの方が多いでしょう。その辺りも新しいリーダーへ積極的に変えるべきだと思います。

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