成長戦略に期待、ノーサイド?岸田文雄新総裁             ♯自民党総裁選 #勝てば官軍、負ければ賊軍

総裁選は岸田文雄さんが当選して自民党第100代総裁になり、総理大臣になられるのでしょう。
混戦と言われましたが、知名度と人気のある河野太郎氏への包囲網という感じ動きもあり、2位3位連合での逆転ではなく、第1回目から僅差の1位となり議員票構成比の高い決選投票では3位の高市さんの票を集めて差をつけて順当な逃げ切りでした。地方票の1位は河野氏でしたが、議員票では第1回で3位となるなどかなり切り崩された印象です。


【自民党総裁選のレギュレーションについて】
私は中途半端にポピュリズムに迎合した党員・地方票のシステムはいらないと思います。間接民主主義だからあくまで選ばれた議員が政治のプロなのですから、議員だけで決めればいいと思います。
民意を反映しないというのは違うのです。その替わり、世論や党員の意見を地方の党大会等選挙区でもっと機会を設けよく聞くようにするのです。あくまで議員の投票や活動に不満があるなら、その議員に投票しないとか別の党を支援すれば良いのです。
最終的には中央の派閥より、もう少ししっかり国全体と国民のことを議員が公平に判断できる仕組みを作るのです。
総理を直接選べるのが党費を払った自民党員ですというのではなく、議員を通して民意を反映しやすいのが政権与党ということでいいのではないでしょうか。

【成長戦略への課題と期待】
保守本流とはいえおっとりしたお公家集団とも揶揄される宏池会の岸田さんで、その人柄も戦闘的な印象は薄い優しい感じで有事にはどうかとも思っていました。
しかし、いろんな要素が絡み合い、前回の悲運とは反対に見事に当選されました。国の内外には多くの課題が山積しておりこれからこそ正念場です。
カープ大好きな岸田さんは自民党全体で「全員野球」、4人で行脚して長く戦った総裁選仲間も「ノーサイド」を標ぼうして仲たがいなく政権運営をしていくこと、「新しい自民党」を標榜されていくとのことです。
ノーサイドはいい言葉ですが、戦いなので切り捨ても必要かもしれません。しかし同じ党なので批判や対立ばかりではダメで、よく議論してもらい、今回でも討論されたり各候補の提案も実現に向けて欲しいものが多いです。
また高市さん、野田さんは提案もそうですが、話もうまくわかりやすいです。このスタンスは大事だと思いました。河野さんの改革に関しても課題認識は悪くないので推進段階での優先順位ときめ細かさも必要です。大胆な改革は、岸田さんの成長戦略、所得倍増に繋がります。
野田さんの掲げた「少子、子育て」からもですが、最終的には経済政策が成功しないと何もかもうまく回りません。岸田さんと、新しい与党に相当の覚悟が必要です。
良い方向に、日本が進んでいくことを祈念します。

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