眺望の良い2階建て新幹線は復活して欲しい

2021年10月1日昨日で営業している定期の新幹線からE4系が引退して、2階建ての車両が全国の新幹線網から消えます。
東海道新幹線では1990年頃から出張等で2階建ての100系を利用したことがあり、最初グリーンではない普通指定席にも2階席がありました。グリーン車はエグゼクティブ感が満載で威圧するような客層でした。階下の席が広々でゆったりできました。
東海道の眺めはやはり浜名湖、富士山、熱海あたりが秀逸でワクワクしました。
写真では100系2003年ラストランとなっていますが、東海道でのフルスペック2階建ての最終で、100系自体は後継の300系とともに2012年まで山陽新幹線で細々とこだまで運用されていました。
秋田、仙台に住んでいた時期があり、E4マックスやまびこはよくみかけ利用しました。ただ当時も最速列車、はやてには運用されてはいなかった、先代2階建てのE2もそうでしたが、普通自由席は居住性が悪いのがJR東日本車両の欠点でした。それと東海道に比べると山陽区間でもそうですが、トンネルが多く特に東北新幹線はこれといった眺望の良い場所が少ないので2階建てのメリットは少ないような気がします。あくまで座席数確保の、通勤新幹線という意味合いから生まれていました。
アミニティ列車として、リニア後は東海道新幹線に眺望や食堂車カフェ等を設けた2階建て車両を導入して旅の楽しみを増やして欲しいです。
鉄道の歴史としては新幹線以前は知っていますが、子供の頃から新幹線は存在し、東京~大阪が3時間半くらいかかった時代から定年前になると住んでいた京都から品川までは2時間ちょっとで、本当に早くなりました。リニアができるとまた局面、時代が変わるのかもしれません。もうリニアなど眺望のかけらもない移動手段ですから、東海道新幹線とは旅の意味合いとしては全く両極の存在です。

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