衆議院解散

2021年10月14日岸田首相の下、衆議院解散となりました。
菅総理の総裁選不出馬、内閣総辞職を受けて、岸田首相は自ら新鮮なイメージの御祝儀相場の間に解散総選挙に打って出ました。
今回の解散は任期満了まで1週間での解散となりますが、戦後任期満了の解散はロッキード事件の頃の三木内閣だけで、それ以外はすべて何らかの政治戦略で首相、内閣、与党の意思での任期満了前の解散です。
インパクトが大きく印象的なのはやはり小泉内閣の2005年「郵政解散」でしょうか、この頃守旧派への刺客等、劇場政治とか言われ話題にもなりました。
最近の安倍首相による2度の解散もその都度、安定議席と任期を確保するものでした。こういう一定の首相側の自信のある攻めの解散と、防戦一方で逃げうや守りの解散とに分けられます。
自民党が下野するきっかけになった2009年麻生内閣、反対に民主党が任期を残し野田内閣時代の政権を手放すきっかけとなった2012年の解散は追い込まれたかたちです。
野田首相(当時)と、安倍さんのやりとりはなかなか面白かったです。私は野田佳彦の弁舌は好きです。辻説法も絶品な政治家で聞く人をなるほどの関心させます。もっとブレインがいて、あまりにもお人よしで、入る組織を間違わなければよかったのではと思うくらいです。
今回の情勢ではもう、自民党の信任は動かないような情勢なのと、野党があまりにも弱く何の選択の余地もないのが残念です。しかもばら撒き的施策だけ掲げて、抜本的な未来への選択がないような感じです。
日本の選択、これから責任をもって、公報等をみていきたいです。

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