目の前のことしか考えない衆愚政治

本当はできれば誰もが、自分の子供(いない人には申し訳ないが)やその世代が大人になる未来の日本が良い国になることを願っています。
もちろん、今日明日の生活が苦しいから、目の前の手当が欲しい、給付が欲しいという人々に未来の日本の姿までイメージできないかもしれません。
しかし、日本人がオリンピックで活躍し、メジャーリーグやグランドスラムで輝き、代表チームが勝ち、ノーベル賞を取り、GDPが上位だというと喜ぶのではないでしょうか、

未來の日本。そのために今できることが何で、我慢することが何かを政治は示さないといけないのです。
政治には関心がないと言いながら、年金の振り込みが少し下がれば大騒ぎで電話してきます。年金の改革マクロ経済スライド、天引きされる介護保険や後期高齢保険が緩和措置の段階的保険料切り上げのため、ほぼ着実に実質的振り込み額は減ります。
正直なところ、これも衆愚政治で本来ならわかりやすく一気にあげた方がわかりいいのですが、激変でのクレームを防ぐ名目で、緩和して少しづつ毎年保険料は上げ、給付額は下げたら気づきにくいだろうという意図が見えます。
こうやって財政を改善し、子供世代への借金を減らそうとしていて、結局は一律10万円の給付とかバラマキでないと選挙が戦えないというのですから、衆愚相手に結局、財政改善にも何もなりません。
少子高齢で社会保険の財源が厳しいというのは、漠然と頭にはあるはずです。しかし現実にリタイア、セミリタイア組にしろ物価が上がり、振り込み額が減れば政治を非難します。道路や橋、河川や森林に災害が起きれば国が何とかしろ。感染症にワクチンは無料で当たり前に手当てして、要求だけは多いです。
今はいけいけドンドンとワクチン契約し買いあさりですが、一体いくら使って安心を得ているのか国民は知らされてません。これも結局は今高齢者を中心に受益している、未来への負の遺産です。
よほどの痛みを伴う改革をして、所得倍増の経済成長をし少子化を食い止めないと、未来の日本は描けません。その意味では与野党の中心公約のレベルの低さにはあきれてしまいます。今後もう少し、まともな政策論争が出てくることに期待します。

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