皇族へのバッシングが天皇制を危うくしている

今回の秋篠宮家眞子様の小室経さんとも婚約、結婚に関してマスコミが物凄いバッシングをして、祝福ムードとは程多い状況です。実際にネットでも多くの批判を見ているので。世論的にどうかと見ると同情や祝福の方も、半分の割合ではいるので少し安心しました。
冷静な評論のできるコメンテーターの多くは祝福、同情で一致しているようでした。
それでもそういうコメンテーターを非難し、誹謗中傷を続ける輩もいます。

純粋に天皇家、天皇制、皇族制度に反対している純粋な左翼?なら分かるような気もします。しかし多くはそうではない天皇陛下や天皇制が日本の国の根幹であることは否定しない、ごく一般的なリベラルから右、ネトウヨまでがマスコミ情報に煽られバッシングに加わります。
まずは、結論から言いまして、皇族から離脱され一般人となられ、一般人と結婚され、もうどなたが反対されようがアメリカに渡ると二人で決められております。
素直に祝福するのが一般的な人情というものです。NYの路上でも小室さんは執拗にパパラッチされており、多くの誹謗中傷には同情を禁じ得ません。
小室さんはNYでロースクールに通い弁護士の資格を取り、就職も決めました。資金援助がどうであれ、たぶんそんじょそこらの人が逆立ちしてもそう簡単にはできないことです。才能もあり努力もできる人であり、忍耐力もあるでしょう。眞子様を一生養い生活していく力はあります。
若い二人の決断、おめでとうというしかないのが一国民です。
相手方の母親がどうこうというのは事実もあるでしょうし、いろんな尾びれ、眞子様小室様の一挙手一投足が気に障る人は気に障るようです。
眞子様の精神の病についても、仮病的な非難も多いようです。それにも直接の説明もできず反論もできないのが皇族の悲しい宿命です。
眞子様をはじめ、佳子様愛子様も、学校ではイジメ、誹謗中傷を浴び続けストレスでそれぞれ苦しんで来ておられます。
働かず1億円以上に一時金を貰い、皇族を離れることに対する非難に対し、以前(眞子様が小室様に会う前)から辞退は決断されています。
小室さんの結婚が金目当てとミスリードしているのはマスコミです。これで小室=借金、悪役のイメージが定着しています。
宮内庁の中途半端な介入、説明が全てを疑い火に油を注ぐのかもしれないです。
一般国民にとって、大して働いていないと見え、キレイな服を着て笑っているだけで、高給を得て、離脱に1億4千万円貰えるのが気にいらないのでしょうか。
あるいは、宮内庁が支え、しっかりとした教育やしつけがなされず、言動や行動が浮ついているように感じられるのが不満でのバッシングなのでしょうか。
今はやりの「家ガチャ」で言うと最高と思われる皇族が実は、自由のない、反論権のない、人権のないイジメの対象であり最悪、最低のあたりなのです。
このままでは佳子様、愛子様の結婚も、稀な聖人君子の相手を探以外、不可能になります。そして悠仁親王のお相手選びが、皇后陛下以上に難しい、来てのない結婚になる可能性があります。
悠仁親王がお生まれになって男系が途切れず安心と思われた向きも、よく考えればその期待が大きな不安にしかならないことに気付いていなのです。

男系天皇を維持するか、女性天皇、女系天皇を容認するかはとても大きな問題です。
前者が理想であることはよくわかりますが、現実的には旧宮家の復活等、いろいろ制度を改めねばなりません。これだけのバッシングを受け、皇族に厳格を求める中、一度民間の自由に戻っている人にそれが可能かというのと、宮家復活には一時金以上に大変な税金もかかります。
それだけかかればかかるだけ、国民の期待という感情からの厳格さ、バッシングはもっと激しいでしょう。
かといって女性天皇(女系天皇ではない)を愛子様と考えた場合、結婚は現実的には無理でしょう。それも人権的に問題ですし、結婚されるとなると、その厳格な基準とバッシング度合いは小室さんの何百倍にもなるでしょう。女系天皇はさらに何万倍それよりも難しくなるわけです。

正直、一般には小室さんの髪型や履歴は知ってても、女性天皇と女系天皇の違いをさっと言える人も少ないでしょう。
皇族が何をしようとしまいと、国民の年金は増えませんし、税金も社会保険料も減りません。
まずは税金は決められた一定内なので、皇族と関係者に対する国民の関心は置いといて、マスコミは国民の関心を政治に向けてもらうことです。

少子高齢化の社会なのですから、誰かが結婚したら「おめでとう」と大声で祝福するだけで良いのです。

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