理想の仕事につけるか

 今NHKの朝ドラで気象予報士のドラマをやっています。現代の東北の被災地を舞台に、いろんな青春群像やその親の宿命等も描いています。
 気象予報士というのが今時なのか、それでも長丁場のドラマのでその職業に憧れ努力して、苦労しながら仕事につき成長していくものです。有名人の企業家や芸術家が描かれることも多いので、サクセスストーリーが多くなるのがドラマです。
 現実には子供や若い頃に抱いた理想の仕事についている人はどのくらいいるのでしょうか。
親の稼業、親子で目指したアスリート、親と喧嘩して家を出てやりたい職業を選んだ人の話も聞きます。
 どちらかというと、夢を描いた理想の仕事ではなく、むしろとりあえずお金を稼ぐために就職する方が多数の気がします。不況とか就職氷河期というと、希望した業界や職種にほど遠い状況にもなりました。また○○士や、○○ナーといった資格も厳しい場合もあります。
 私なども大学を出る特、そこそこの大学なので、そこそこの企業をという程度の理想も野望も少ない就職活動でした。
 今思うと若い時間にもっと勉強して、広い視野を持てればと思います。何もしなかったわけではなく、考えなかったわけでもないのですが。
 みんながトップアスリートにも、大企業の創業者、経営者になれるわけではありません。親や身の回りに感化され、選択したものが全体として社会を支えるのかもしれません。
 私は何となく化粧品に携わりました。造船の業界、歌舞伎役者、お茶の家元、お寺の住職、和菓子や着物や漬物の老舗、ハンマー投げの選手、そういう選択はやはりあり得ないところでそれぞれの人が社会を支えるようになっているのだと思います。
 もちろん、家を継がない立場の人は特に考えれば何にでもなれる可能性は大きいです。

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