少しずつ新陳代謝 政治も社会も

 ジャニーズのアイドルグループが次々活動停止、解散、一部は退所などのニュースに接しあの人がもう40とか50近くというのを見ると何だかこちらも経年を感じます。
 政治家は70過ぎても権力を離さず議員にしがみつく人も沢山います。さすがに次やその次はなさそうな重鎮も多いです。平均余命からいっても院政などを囁かれながらも最前線からは消えるでしょうか。
 自民は安倍さん、菅さんが総理総裁を辞めて岸田さんで選挙は凌ぎ、同じく数を減らした立憲民主の枝野さんは引責辞任のようです。原発事故時のスポークスマンの印象が強いですが、当時の若々しさは無くなってましたね。現政調会長の京都3区選出の泉健太くんあたりが選ばれるとかなり世代交代とイメージ刷新ができます。
 自民党で保守よりの高市さんは、民主党の野田佳彦、前原誠司、福山哲郎等の多くと同じ松下政経塾出身で、自由党、新進党から大きく右に舵切って自民党入りされています。
 人物それぞれを見れば与野党でそんなに志向も思想信条も大きな違いはない場合も多いようです。
 かつて故野中広務さんが語っていました。「職業として政治を志すとき、ドラフトや就職試験のようなもので。自民党が人気球団の巨人とすると、巨人に入れなかったエリアでの実力2番以下が民主党に行く、ただ人気球団なので伝統はあるが選手層は厚く上に上がりにくいとか、組織が澱み時に負けるときがある」といった趣旨のことだったと思います。
 たまたまCOP26の会議で2050年だとか2070年の未来の目標が語られていますが、そんな先に日本はどれだけの経済を持ち社会を維持してどんな政治体制となっているのでしょう。
 政治に熱い若い方がおられる反面、賢い方やリッチな方で醒めた考えで日本を見捨てるような考えを語る人もいます。
 日本の情勢は冷静に見て若い人には厳しいです。どういう形で今後若い人が日本を支えるかは年寄りが強要するものでもないです。しかし人数は減ったムラや町でも誰かが必死に役割を果たすものです。現役年代、若い人達の賢い選択に期待をします。

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