社会保険料への理解はまだまだされていない

 年の瀬で理髪店でカットをしてもらっていると、横のお客さんが父親の介護の話を話題にしていました。
 カットしてもらっているお兄さん相手に認知が始まりだした親のことを嘆き、介護保険制度を初めて知ったとぼやいていました。
 「40歳からみんな払うようになっていますね」と言われても、自分はそんなの教えてもらったことがないから勝手に引かれていた周知が足りない問題を指摘されていました。
 理容師さんは半ば呆れながらも「お客さんが新聞読まない世間知らずですから」とはさすがに言わずやんわり説明さていました。
 勝手に引かれているのは、会社に入っている方で、所得税、住民税、健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料が自動的に天引きされているのでしょう。
 残念ながら、何やかや引かれるという認識で、この方ほどひどくなくとも全部の社会保険料を正確に説明できる人の方が少ないかもしれません。
 健康保険、介護保険(40歳以上)、厚生年金(会社員公務員以外は国民年金)は強制的に国民全員が勤めれば保険料を天引きされます。
 私は健康に気を付けて元気だからとか、民間の医療保険に入るから健康保険に入らないことは日本では許されません。
 で「保険」である以上、保険料を納めて、得をする人も損をする人もいます。大怪我や難病を患う人もおれば毎年80万も健康保険料を支払って何年も医師にかかっていない人もいます。「保険」ですからそれは止むをえません。介護は前日の理髪店の客は結局自分の父親の介護にかかる負担をかなり保険からもらえるのでむしろ掛け損はなく保険の恩恵をうけるようです、
 何かこの人はその保険の構造の理解の前に役所の手続き等の面倒さで介護保険自体に恩恵の好意へ感謝以上に、イヤ感があるようでした。しかし今の介護サービスを自分自身が働きながら行うこと、介護用品や施設等の恩恵も含めると本当になければ大変なシステムです。
 一般に保険はいざその局面になれば支払って入ってればよかったになります。国が運営する「長生きの保険」とも言われる年金もそうです。何でこんなに天引きが増えるとか、納付しないといけないのかと、特に若い間は思う方が多いです。年齢が給付世代に近づくほど過去の未納などを払って、給付額を支払いたくなる傾向があります。老後や病気、障害、介護などは想像できない方には国が半強制的にしておかないと先のことに保険をかけないと、いざというときもらえなくなります。

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