新潟の大手菓子メーカーの工場で深夜の火災があり、5人の死者が出ました。24時間操業で、5人のうち4人が70前後の老人でした。
24時間操業の工場での清掃ということで、機械のラインのメンテナンスなのでしょうか。いずれにせよ、深夜に高齢の方がかなりハードな肉体労働をされていたようです。職業に貴賤はないのですが、こういう現場にいた人の話によると高齢だが無年金で貯蓄もなく、働かないと生きていけない人々のようです。
65歳を超えると、なかなか求人情報の内容もよほど資格や経験がないと厳しい、あっても厳しい時代です。
高齢の方が、ハードで危険な仕事につかざるを得ない、IT化が進みロボットがその職務を果たせば、それはそれで仕事を奪うことになるのでしょうか。
この人達は公的な補助が少なく、自力で稼いで国の負担を少しでも減らしています。孫に配っても使い切れない年金をもらって悠々と暮らす高齢者もおられる社会を底辺で同年齢が支えています。
ベーシックインカムなどキレイごとを並べる人には想像しきれないスキマで、彼ら彼女らは立派に仕事をしているのです。