札幌はオリンピックの前にインフラだとは思う

 東京五輪、大阪万博。リニア新幹線とくれば次は札幌の冬季五輪かもしれないです。
 実際に高度成長期の夢をもう一度と招致の動きはあるようです。コロナ禍でいろいろ問題もあった北京冬季五輪も結果的には日本の過去最多のメダル獲得で盛り上がり、誘致のムードは高まっているようです。
 しかし一方でこの冬の寒波で道庁のある札幌でさえ、JRをはじめ交通機関がマヒ、主要道以外の道路は除雪も間に合わない日々が続いたのです。
 基本的なインフラも弱く、寒冷地仕様と対策にコストのかかるJR北海道はドル箱を持つ東海や東日本、西日本都違い経営破綻寸前です。
 オリンピックの開催が地域を活性させインフラ整備にも回せるとの向きもありますが実際に地元に回るお金はそれほどでもありません。東京でさえコロナ禍で無観客のせいもあり財政に貢献したわけではありません。
 アスリートのため、ロマンを取るか、地道なインフラ整備などに回すか。いずれにせよ北海道は少子高齢化のこの先、かなり厳しい選択を強いられます・
 冬季五輪の今回盛り上がったカーリングなどは典型的に4年に一度しか脚光を浴びません。寒波は毎年やってきて雪かきや雪下ろしは毎年必要です。JRに限らずですが、もう少し本州、日本全体で北海道をどうするかしっかり地盤が固まってからのオリンピック誘致でいいと思います。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください