3.11 ウクライナ、世界は分断されているか

世界一ロマンチックな鉄道と言われる福島県の只見線」

 ウクライナは自国のプライドをかけてロシアに抵抗しています。少なくとも報道では創刊要られます。ロシアは原発や病院など民間施設まで攻撃する悪の権現のように報道されています。
 我々には実際確認する術はありません。この頃の刑事やミステリのドラマではフェイク画像なんて言う何でもありなトリックが使われだしています。戦争のトリガーや蛮行は歴史を見ても仕掛けられたことの方が多いです。それで愛国心、義侠心に火をつけて、世論や国際的支持を得たものが勝ち、勝てば正義、官軍となれるのです。
 政を為す国のトップは、国民を守るためあらゆる手立てを考えないといけません。それは目先の利益やこだわり、好き嫌いを優先せず、すべて最終的な国のためでないといけません。
 隣国ロシアや中国が絡むと日本の国防は極めて重要な意思決定を迫られます。そこには絶対的正解はありません。
 勝ち馬に乗るという考えはありますが、それが裏目に出た時何もかも失わないような危機回避、リスクヘッジは必要です。
 日本が中国と戦争をしながらアメリカ、イギリスに戦争を仕掛けたのも結果を見ればすごく鞭無能とか思われます。しかし当時破竹の勢いのあったドイツが敗れるとは思ってもいず、多くの国民が勝ち馬に乗っていると洗脳されたのです。
 バランスをとったインテリジェンスも求められます。アメリカと欧州、中国とロシア、今の対立は米ソ冷戦期以上に難しい問題があります。今すぐに全面戦争はないでしょうが、国境を接し領土問題も抱える日本は、アメリカに追随していてもメリットばかりではありません。戦場となりやすいのは国境を接していいる前線の日本です。
 人口で10倍の中国は早晩、GDPも軍事力もアメリカを上回る時期が来ます。その前に叩いて現体制を壊したいという気持ちは分からないでもないですが、今のままでも絶対に犠牲が少なく勝てる可能性は小さいのです。
 例えば7:3の戦力分析で欧米側が軍事力で勝てるとしても、そこには何の意味もありません。負ける可能性は3割あるのです。1%でも負ける可能性があれば危険です。負けないにせよ大きな犠牲もその後の遺恨も残ります。
 いざとなってからの外交ルートなど難しい交渉を強いられます。国民世論は百歩譲って反中,反ロでも外交は常にバランスが必要です。

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