年金とライフプラン

「国民年金」の満額は、「259円」下がり、「64,816円」になります。 「厚生年金」は、夫婦2人のモデルで2人合わせて「903円」下がり、「219,593円」になります。
 物価値上げ、保険料値上げ等の中、不満の声もでますが、2004年の小泉政権時代のいわゆる100年安心プランのマクロスライドで将来まで安定した財源の確保のため支給率を徐々に下げていくということは約束事です。
 確かに年金生活者の中には生活が厳しい人もおられる反面、特にひと昔前からの受給者には使い切れないほど貰い続ける方もおられます。最近リタイアされて受給されるた方、これから貰う方のためには、少しでもこの「使いきれないほど貰える世代から財源を分けてもらいたいのです。そのためには一律に減らして、本当に苦しい層には年金生活者支援金や生活保護などでの別の形で救うしかないのです。
 今年でいうと、このところ現役世代の平均賃金が下がっているのです。その時期に物価が上がったのはみんな苦しいですが。働いている人の収入が減っているのに年金生活者や生活保護の方が現状維持では、働くモラールも下がります。働いたもの負けになってはいけないからです。
 在職老齢年金の減額枠の引き上げなど、高齢でも働いていただいて財源の確保と収入の増加も促進する法律改訂も行っています。
 高齢になって年金収入だけの時期に入って、ガソリンや食品、住居費など生活に必須のものが値上がりすると不安と不満は大きくなるのも分かります。若いうちに年金の額の把握と確保をし、その他の貯蓄と運用をしておくことが重要です。
 そしてある程度の値上げ幅や医療費などの高騰への余裕をもった生活をしておかないと不安は増すばかりです。

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