コロナワクチン、報道でわかること

 ちょっと前に職場同僚4人が相次いで感染したときは、やや感情的になりワクチン接種って効果ないんじゃないかと呟きました。訂正もふまえ冷静にまとめます。
 ネット上も玉石混交も情報が入り乱れ、ワクチンは打っていいのか悪いのかといまだにいろいろ紛糾しています。
 極端に陰謀論に組することも無く、ただ自分にフィットした情報を得るためには報道されている情報を良く考えて自分の利害に当てはめるしかないと思います。
 報道のあり方も色々裏があり局により温度差も出てきていると思います。ことワクチンに関してはNHKは厚労省全面御用達色です。最近関西ローカルのよみうりテレビ(東京キーは日テレ読売新聞系で普段は右寄り)の朝ニュース番組で,【独自検証】的な意味合いで3回目のワクチンの若者へ効果を表にしていました。
 オミクロン株の重症化、死亡率ともに3回目を接種してもしなくても50代以下は【0.0%】1000分の1に満たない比べられる差ではない。ただ感染の確率は3回目接種で約10分の1以下程度に低減しているとの独自統計でした。
 原典の表はありません。


 3回打っても2回でも重症化死亡率ゼロ!っテレビで表にして言って大丈夫と思いました。感染を防ぐ効果は十分あると示したいのでしょうが、やはり重症化も死亡も変わらなければ、無理して打たなくていいやと思う図表でした。
 60代あたりまでは重症化、死亡の確率は変わりません。それ以上の高齢ですとやはり罹患したときの重篤化の率が高いので一定の接種の必要はあるとのことでしょう。

このグラフの上があったとしたらほぼ全て有意差なしのゼロ近似になるわけです。

 厚労省統計では50歳代以下は両方ゼロ近似で隠しています。
 この表でさえ60歳代の致死率3回受けた方がやや高いです。


 それとこれも毎日ポツポツ発表されている【死亡者数】と重症病棟の使用率、前から言われていましたが、死亡は重症を経ずいきなりです。
 ほとんどの自治体で重症病棟余裕です。私の住む京都もずっとゼロ、重症ゼロなのですが、死亡はポツポツ出ています。これは持病があったかたや急性心不全や脳疾患などで亡くなられた方が後でコロナの陽性だったということです。
 お医者さんに聞いても人間の死因の特定は極めて難しいと言われています。人が死ぬとき持病をもっていたり、感染をしたり、結果昏倒したりのどを詰まらせたりといろんな要因がからります。
 「老衰」とか「心不全」は漠然としすぎ「誤飲性肺炎」は最後のトリガーに特定しすぎとかになります。心臓や肺が悪く、最後に風邪を引いた場合。心臓なのか肺なのか、老衰なのか、風邪なのか、90歳過ぎればほぼ老衰でもいいとか、とくにどうでもいいような話です。数字のマジックに近いです。
 ただこういう時期で、風邪やインフルが流行っているときにカラオケや大宴会をするとか、高齢者と必要以上に接触するのは感染拡大を助長するだけです。自身が大事な試験や仕事を抱えているとか、家族に絶対うつしたくないという場合で、ワクチンの副反応や後遺症などには目をつむるという人なら3回目も4回目もどうぞご自由という感じでしょう。
 武漢ウイルスに対して作られ。治験され効果が承認されていますのでどうしてもその効果は気休めプラスアルファ程度はしかたありません。それでもNHKばかり見てる高齢の方が、息子にお前も打ておけといわれるならそれも仕方ないかとは思います。
 
 最後にワクチンの廃棄について、莫大な金銭の契約で無駄だとも言われますが。緊急事態での政治的判断の結果論です。それはしかたないところです。
 ただ今後はより精査した効果的な対策が必要です。今後も利権がらみで国民の安全が脅かされたり、血税が無駄遣いされるのは許されません。
 感染症指定2類を外し、インフルエンザ並みに5類に下げる議論の中でワクチンが有料になると困るとの意見もありますが、一定の補助はインフルエンザにもあります。まして国や健保が丸抱えするということは結局世代間で借金を先送りすることになります。今の高齢者への莫大なワクチン関連経費も若い世代への借金へ確実に回されているということは前提に認識していかないといけないことです。

 
 

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