朽ち果てゆくのか地方の公共交通

 初春から5月の連休は立夏となります。

 私は鉄道ファンで主にローカル鉄道乗り鉄と廃線跡探訪が好きな趣味で、歩き回る方です。どうしても地方鉄道の赤字や苦境、廃止の噂には胸を痛めます。
 何とか地域のためにも存続、赤字からの脱却と願うものでもあるし、できるだけ乗りにいくのとグッズなど購入して応援もしています。


 廃線跡探訪は産業や文化の遺産として、これも地域の歴史を知る上で大切にして欲しいものと思います。
 そのため、クルマよりは鉄道やバスで近くまで行きウォーキングというケースが多いのですが、地方へ行けば行くほど、電車の本数やバスの本数が少なくまたコロナ禍以降減便されています。負のスパイラルがおきています。

 廃線跡まで歩いたり、バスに乗ると本当に人が少ないのに愕然とします。そしてバスに乗っている人の年齢の高いことと敬老証のようなパスでほとんどの人が現金は払いません。これが日本の地方だし、未来の日本全体の構図なのかと思います。

 整備新幹線の並行在来線の三セク化、赤字のJR路線、大手私鉄の不採算線区の分割三セク化とその後の経営困難など地方鉄道も厳しい中、頑張っているところもあります。

 人口規模だけではない何らかの要素で街が栄えたり生き残ったりしています。大都市でも公共交通が大赤字の場合もあります。
 昭和初期から我田引水のように引かれたいびつな交通網、JR民営化分割時の問題など、これからに禍根を残すものもあります。


 地域密着とアイデアなどの経営センスが必要不可欠です。
 ドル箱路線や企画グッズでもなんでどこかで儲ければ少々赤字の線区があっても文句はいわれません。ただドル箱の都市圏で稼ぐと地方のサービスや安全管理は手抜きになります。そういう面では鉄道やバスの会社はある程度のスケールがいりますが、JRのような大きさまではいらないと思います。JRは北海道、四国に限らず西日本なども内容は良くなです。もう少し地域に寄り添い、ファンドてきなものなど、アイデアや工夫をするには小さな単位が必要だと思います。

 大都市の若者、現役世代が地方と高齢者を支える日本の縮図がここにもあります。

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