役所の誤送付を無くす以上の無駄

 給付金4630万円が山口県阿武町から振り込まれ返さない男が逮捕されました。
「私ならすぐ返す」とか、「うらやましい、」「役所は何をやっている」とか喧々諤々とささやかれます。
 役所の仕事は少し関わったこともありますが、概ね民間より、大変無駄なほど多くの人の稟議を経て決済されます。それでも、形式通り出ていればスルーして今回のような間違いは起こります。
 今回のケースとは違い、経験上なので守秘義務で詳細がいえませんが、細かいチエックを何人もがやるわりに、木を見て森を見ずのようなところが役所にはあります。AIで精査しておかしいところだけを専門職が見るほうがよほど効率がいいでしょう。
 個人情報の問題と、IT化の遅れ(いわゆる日本の周回遅れ)と選挙対策優先で給付業務が自治体に回るのは、一般に考える以上に自治体にとって手間のかかることです。
 本来は税金を一時的の控除するとかでもいいものです。また給付金のための体制としては、マイナンバーに紐づけ(これも普及が難しいのか)それができなくても住民票と給付措置用の口座を紐付けておき、辞退や別口座希望者だけ申請をするやり方にしないと、全てを申請型給付にして都度口座まで入力か記入して、それを確認してるととんでもない効率の悪さと残業大など人件費がかさみます。
 それでミスをすれば非難轟々ではさすがに世論も身勝手というか、まあ政治が改善しないのが悪いのでしょうが。
 

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