気になる外交 

 日米首脳会談と、インド、オーストラリアを巻き込んだクワッドの会談がありました。
詳しい内容はやこれからの展開はまだこれからで、どうも中国牽制の色合いが濃いようです。徒党を組むようにグループを組むことは力強い反面、争いを呼びやすいかもしれません。
 韓国の新しい大統領ともアメリカは先に会談しています。中国や北朝鮮と対抗するには韓国と日米の連携は欠かせません。
 ここへ来て韓国の反日や、日本の嫌韓は少し熱が冷め、共通の敵に向かおうという空気があるのは喜ばしいことです。かつてサッカーのW杯を共同開催し、ドラマや音楽、グルメでは仲良くしているのだから、どこかで割り切ればいいと思います。
徴用工の問題など、一つ一つの工場など当時のことを考えると、あまり極端な賠償請求は根拠が薄いとは思います。従軍慰安婦にしてもそうなんですが、当時間に入った人の口車や搾取はあったとして、全体の国家としての問題にするのは無理があると思いますし、執拗に蒸し返すことはすでに長い年月が過ぎた隣国として無駄に危険な行為です。
 EUでいうと、ドイツとフランス、あるいはポーランドオーストリアは今それぞれ文化は違いどももう喧嘩をすることはあり得ません。そうやって隣国と仲良くしていれば国際的には守りにも強く攻めづらい国家群が地政学的に形成されます。

 広島でG7サミット決定は喜ばしいことです。
 平和都市、世界唯一の被爆都市での開催に、こんな時期だからこそ意義を持たせてほしいです。
 平和祈念資料館にはどんな人々にも核戦争、被爆の恐ろしさを訴える深いものがあります。間違っても新冷戦の対立を深めるものにしてはいけません。G8と言われた時期もある中国のオブザーバー参加、ロシア、ウクライナも呼べばいいじゃないかと思います。
 そんな壮挙が実現すれば、岸田首相は間違いなく歴代一の総理大臣の称号が貰えます。

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