札幌五輪の是非

 東京大会の本当の意味での総括がされないまま、札幌での2030年の冬季五輪の誘致が話題となっています。
 これには、私の普段から趣味や何やで情報共有したりしている北海道在住の友人も、誘致賛成と反対に見事に分かれます。
 例によって、住民投票は形だけで、誘致ありきで動いてる節もあります。
 ここへ来て反対の元支局長が市長選に立候補して、その対立は激しくなっているようです。 鉄道関係やコロナ関連での友達は概して今の北海道はそれどころじゃない。過疎が進み、インフラ整備も厳しいのに、税金でイベントや箱物は無駄すぎるという意見です。
 かたや賛成派は、北海道経済のためのだからこそ、札幌が大きなイベントをぶち上げるべきだという考えです。やライバル都市との優劣はさておき、東京はコロナ禍で実施してあれはあれで良かったのでしょうか。
 誘致そのものも買収でお金が動き、今さらオリンピックという空気もあった中推し進められ。コロナ禍で中止の声も上がりました。
 しかしコロナ禍でも実際に身近でアスリートたちが躍動し、多くのメダルを母国のため獲得する姿をみれば、オリンピック良かったじゃないかと誰もが思います。それは何をもって成功として、考えるか検証しないと論争になりません。
 開会式などのセレモニー、イベントから、選手村やプレス報道体制含め、大会として、やり切ることは日本の開催都市のイメージアップであり、素晴らしい国だというアピールの機会ではあります、
 それらも含めて、どこまで経済効果があれば成功といえ、失敗となるほど不採算なら誰が責任を取るのか実は明確ではありません。
 そしてよく言われるのは外国や政府御用達の企業が儲け、道民や札幌市民の多くはタダ働きさせられた上、結局は税金を上乗せされて将来にわたり払い続けさせられのではないかということです。
 テレビ局や新聞などは、五輪となれば大きなスポンサーでありニュースのコンテンツですから、お金でつながらなくても派手に五輪をぶち上げます。
 普段は税金が上がる、物価があがる、インフラ整備が遅れている、災害対策が遅れていると騒ぐマスコミが、オリンピックに血税が流れるのにはあまり反対しません。
 オリンピックの誘致から会場まで、コロナの予防接種から対策まで全部、今の子供が将来背負う借金、税金です。市民オンブズマンみたいな人がもっと厳しく見渡し、提言しないと税金の無駄遣いは止まりません。

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